本部地区第100回歩こう会

第100回記念「マレーシア旅行」

平成28年11月7日(月)〜12日(土) 参加者14名

 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます)
KL新王宮で集合写真
左より、 亀田 實、西牟田健、富山憲一、鳥居正義、中戸川敏雄、山本 猛、
  柘植 茂、小島和久、山岸鷹雄、原口尚武、村上錠作、松内俊夫
  前列(中腰)左より、 中野正明、飯箸 弘
KL国立モスク
P.コーンウォリス要塞跡
ペナンHotel
マラッカ・オランダ広場
マレー鉄道車内
イボー霹靂洞
P.水上生活村

  今回の旅行は「歩こう会」第100回の記念旅行で、
 15周年記念台湾旅行に次ぐ2回目の海外旅行。 
 会員のアンケート結果によりマレーシアに決定。
 参加者は当初予定の25名から種々の理由で最終的には14名になりました。
 阪急交通社の団体貸切方式ツァーを利用し、
 晩秋の日本から日中気温30℃を超す熱帯のマレーシアへの旅行でしたが、
 和気あいあいと6日間の旅行を楽しみ、全員元気で帰国しました。
 以下に6日間の旅行の概要を紹介します。
 
 初日(11月7日(月)) 出国
  成田空港への集合は15:15だったが、1時間前には10人近く集まり、
 暇な人が多いなと笑ってしまいました。
 17:15発、全日空NH0815便で一路クアラルンプール(KL)国際空港へ。
 飛行時間は7時間40分、機内では最新の映画を見たり飲食を楽しんだりして、
 現地時間(時差1時間早い)23:30到着。
 深夜ながら曇り、気温27℃とムッする空気の中、入国審査等の後、
 到着ロビーで現地ガイド Mr. Tai と落ち合い、専用バスでKLのホテルへ。
 KLのホテル到着は深夜1:30と遅く、翌日は8時からの観光と早いため、
 とに角直ぐに就寝した。
 
 第2日目 KL観光(晴) →スリムリバー →キャメロンハイランド
  6:45のモーニングコールを待たず目覚め、欧風+マレー料理のバイキング方式の
 朝食を楽しみ、8:15 40人乗りの専用バスに乗り出発、いよいよ観光開始。
 晴れ30℃の猛暑の中、まずは<新王宮>へ行き壮麗な建物を眺め初の集合写真。
 <国家記念碑>では共産ゲリラとの内戦を経て独立した経緯を学び、
 東南アジア最大級の<国立モスク>に入場、幾何学模様の美しいステンドグラスや
 柱の装飾にイスラムアートの美を感じとり、有名なペトロナス・ツインタワーを遠目に
 写真撮影後、昼食のマレー風<チキンライス>を試行錯誤して食べた。
 KL中央駅発12:30のマレー鉄道(ETS)の最新型車両に乗り込み、
 スリム・リバー駅まで1時間半北上。
 ここで専用バスに再搭乗、著名な高原リゾート地キャメロン・ハイランドへ向かった。
 外は熱帯だが電車、バスの車中は冷房が強く寒いくらい。
 蛇行する山道を登り、途中で茶畑を見下ろす紅茶ガーデンで紅茶を飲み、
 名産の紅茶パックを購入。
 ハイランド最大の街タナー・ラタで小さな商店街を散策し、
 レストランでマレー風寄せ鍋の<スチームボート>を楽しんだ。
 ホテルはロッジ風の素敵なホテルで、荷物を置いた後、19:45よりロビーの一角を借りて、
 第1回のナイトパーティを開催した。
 マレーシアは酒類が高いので日本より各自が一本ずつ持参した酒類を持ち寄り、
 旅行が無事にスタートしたことを祝し乾杯、
 話に花が咲き時間の経過が早かったが、翌日の予定もあるので21時過ぎ散会した。
 
 第3日目 キャメロン(晴)→イポー→Kカンサー(雨)→ブキッ・メラ(晴)→ペナン島 
  8:30ホテルを出発。キャメロン・ハイランドは標高1500mを超える高原リゾート地で、
 紅茶の一大生産地。
 他に花やイチゴなども広く栽培されている。
 サボテン栽培の<カクタスバレー>や少し汚いアメ横風の<朝市会場>などを
 散策の後イポーに向かって下り始めた。
 途中の山肌にはかわいいランの花が諸所に群生していた。
 約1時間半後イポーに到着、少し早めの昼食として<マレー風きし麺>を取り、
 食後、鍾乳洞内に金色に輝く各種仏像が座す中国式洞窟寺院<霹靂洞>を見学。
 クアラカンサーではマレーシアで最も美しいモスクと言われる
 <ウブディア・モスク>を見学。
 途中から雨が降り出し土砂降りに変わり、
 写真撮影もそこそこにトイレだけを借りてバスに戻った。
 北上を続ける内に雨も上がり、ブキッ・メラのレイクタウンリゾートに到着。
 湖の中にある<オランウータン島>を目指し連絡フェリーに乗り込み約10分。
 島にはオランウータンが保護・飼育されており、
 人間の方が柵の中を通って生態を見学するようになっている。
 実際に食事中の親子、道具を使って食物を引き寄せたり、
 独り者がふて寝?する姿などを間近に見ることができた。
 また若い一頭が船着き場近くに来て自由に綱渡り空中移動し皆の喝采を浴びた。
 今日の宿泊地、世界的に有名なリゾート地ペナン島を目指してさらに北上。
 本土と島を結ぶ長い橋を通り、18時過ぎペナン島に到着した。
 <コーンウォリス要塞跡>で集合写真を撮り、現天皇陛下が植えた樹、
 旧英国東インド会社の拠点であった白亜の<旧ペナン州庁舎>などを過ぎ、
 チョコレート店でお土産を購入した後、海辺のレストランで<中華海鮮料理>。
 リゾート地にしては海や流れ込む川は汚い。
 宿泊はビーチエリアに建つ高層リゾートホテルの高層階(19〜23階)で、
 景色も良く今回の旅行で最も素敵なホテルであった。
 ここには前夜のようなラウンジが無く、やや狭いが幹事の部屋で
 第2回のナイトパーティを開催した。
 それぞれの部屋から椅子とコップを持ち寄り、十分残っている持ち寄りの酒類で
 移動の多かった一日の終わりを祝し21時過ぎまで歓談した。
 
 第4日目 ペナン(晴) →イポー( 一時雨) →セランゴール( 晴) →KL( 雷雨)
  8:20ホテルの前で集合写真を撮った後ペナン島の観光を開始、
 まず<涅槃仏寺>でタイと中国の様式がミックスした33mの巨大な金色涅槃を見学。
 徒歩でのジョージタウン観光では、インド系イスラム<カピタン・クリン・モスク>
 通り、この街で最古のきらびやかな飾りのヒンドゥー寺院<スリ・マハ・マリアマン寺院>を経て、
 の前を路上生活者がたむろする中国式寺院<観音寺>を通り抜け、
 白亜の英国教会<セント・ジョージ教会>に至る通りには、
 わずか500mの範囲に4大宗教の寺院が立ち並んでいた。
 世界遺産の<水上生活者村>では姓周橋(Chew Jetty)の名の通り
 華僑の周一族が集まって海上に張り出す桟橋上に家を作り、
 狭く長い通りには多様なお店が軒を並べており華僑の逞しさを強く感じた。
 昼食はホテルの中華レストランで飲茶を頂きペナン観光を終了。
 再度橋を通り本土へ。錫鉱山で栄えた旧都イポーを目指し2時間半のバス旅行。
 途中空模様が怪しくなり、着いたころは土砂降り。
 観光はイポー駅舎や市庁舎などの植民地時代のコロニアルな建築物だが、
 雨が激しく降りられないので、バスの車窓から眺めるだけで、早々に出発した。
 この後、蛍鑑賞のためクアラセランゴールに向かう途上で雨も上がり始め、
 着いた頃は青空も出始めた。
 川べりの水上レストランで中華海鮮料理の夕食を取り、
 美しい夕焼けを眺めながら蛍が出る日暮れを待つこととなった。
 19時船着き場でライフジャケットを装着し蛍鑑賞の高速ボートに乗り込んだ。
 ボートは欧米の旅行者も同乗して約20人。
 途中、木に登っているイグアナや、物凄い数のシラサギが止まったねぐらの木
 など見ながら、漸く暗闇も深まる中遡上すると岸辺の木々に蛍が光っていた。
 比較的小型の蛍なので光も小さめであるが、確かに群生しており、
 さながら蛍の木のような光景も見られた。
 光っている蛍の群れにネットを差し伸べ蛍を止まらせ船に持ち込むと、
 ホタルは実際に我々の手に移り光っていた。
 遠雷と稲妻が光り始めたのを機に帰路につき、約40分の蛍鑑賞が終了した。
 KLへの帰路では雨が降り始め、やがて熱帯特有の雷鳴と土砂降りに変わり、
 ホテルに着くまで1時間半止むことはなかった。21:30ホテルに到着、就寝。
 
 第5日目 KL(晴) → マラッカ観光 (晴一時雨) → KL
  いよいよ観光最終日、前夜の帰着が遅かったのでホテル出発は超ゆっくり。
 9:00ホテル発、一路旧都マラッカへ。途上の道路の両脇丘陵は殆どが
 パーム(油椰子)の人工林が延々と続いていた。
 パームオイルは石油に次ぐマレーシアの第2の特産品で一部には
 当社のFP・メンブレンが使われている。
 11:30マラッカに到着、まずは昼食。
 食事は中国料理とマレー料理が融合した<ニョニャ料理>を頂いた。
 ここはマラッカ王国から始まり、その後ポルトガル、オランダ、イギリスの支配を
 受けた歴史があり、それぞれの時代の遺跡・建造物が残り往時の面影を残している。
 まずマレーシア最古の中国寺院<青雲亭>を見学。
 大音量でコーランが流れる商店街を通り中心地へ向かう。
 <オランダ広場>はオランダ建築のキリスト教会、総督公邸、
 英国時代の時計塔などが立ち並ぶマラッカ観光の中心地で人通りも多い。
 ここで記念写真を撮り、脇の階段を上って小高い丘の上を目指す。
 登りきるとポルトガルがマラッカ王国を征服した後建設した<セント・ポール教会>の
 遺構と、ここを起点に日本に来た<フランシスコ・ザビエルの像>が立っている。
 寺院は非カトリックのオランダ、イギリスに放置され、屋根等は崩れ去って
 側壁のみが部分的に残っている。
 丘の反対側を降りると、途中にポルトガルがマラッカを攻略した1511年に
 築いた要塞<サンチャゴ砦>の遺構として、石造りの門と大砲が残っていた。
 これでマラッカの観光は終了、KLに向かって帰路に就いた。
 車中でバス運転手よりマレーシア土産のツインタワーモデルのスティックの販売があり、
 全工程の運転をしてくれた感謝の意を込めて、ほぼ全員が購入した。 
 KLに到着、最後の夕食として中華料理を取りホテルへ戻った。
 観光最終日なので最後のナイトパーティを開くこととしたが、
 持参した酒の残りはウィスキー1本だけ。
 市中で購入することとし買出し班を編成。
 まずはホテル近くのセブンイレブンへ。
 ここには缶ビールしかなく近くに酒屋はなし。
 数百m離れた別通りにも酒屋は全く見当たらなかった。
 急遽通りのワインバーに飛び込み、持ち帰りのワインを交渉したが
 4万円近い値段を聞いて断念。
 このままでは帰れないと近くの和風居酒屋に飛び込み、持ち帰りの焼酎を交渉、
 一本4千円程と日本の3倍くらいするがとにかく購入。
 セブンイレブンで残金分の氷や缶ビールを購入し勇んで帰った。
 19:00より幹事の部屋で3回目のパーティを開催。
 最終日まで誰も事故・病気がなく無事に観光することが出来たことを祝し乾杯。
 歓談を続けたが、明朝は3:30起床と超早いので、
 21時にお開きとし各自部屋に引き取り、帰り支度、就寝。
 
 第6日目(11月12日土)帰国
  3:30モーニングコール、4:35バスでKL国際空港に向かい5:20到着、
 全日空カウンターでチェックイン。
 全行程同行の現地ガイドMr. Taiに感謝し別れた。
 出国審査後、搭乗ゲートのあるサテライトへ。
 ここのデューティフリーは早朝開店だったので、
 搭乗までの余裕時間で余ったRMの処分や、買い損ねた土産類を購入。 
 7:20搭乗開始、機内空調の不備があるとのことで40分程出発が遅れ、
 8:40頃出発。飛行時間約6時間強、15:40頃成田空港に到着。
 入国手続きの後、全員破損もなくスーツケースを受け取ったことを確認し、
 今回の旅行を終了、挨拶して解散した。
 
 バス全工程約1500Km 6日間合計約38,300歩。
 病気や怪我、盗難や忘れ物などのトラブルもなく、楽しく旅した6日間でした。
 
  今回の出席者は次の14名でした。(敬称略)
    飯箸 弘・亀田 實・小島和久・柘植 茂・富山憲一・鳥居正義・中戸川敏雄  
    中野正明・西牟田健・原口尚武・松内俊夫・村上錠作・山岸鷹雄・山本 猛  

                                               (作成 山岸鷹雄)            
  
キャメロンHL茶畑C・HLスチームボート
  
食事中の親子P島天皇陛下手植えの樹
  
P島中華海鮮料理P.涅槃寺
  
ホタル観賞ボートで帰路KLIAにて

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