本部地区第104回歩こう会

醤油の街・野田市の工場と古い屋敷の見学

平成29年6月21日(木) 参加者14名

 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます)
上花輪歴史館にて集合写真
後列左より、門田明徳、吉野貴士、小島百合子、小島和久、神尾 章、
木原仁博、高田裕治、谷沢元泰
前列左より、早出誠治、松内俊夫、小花秀一、佐藤 勇、小松 繁、
谷口勝利
 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます)
キッコーマンもの知りしょうゆ館にて
後列左より、高田裕治、木原仁博、早出誠治、神尾 章、谷沢元泰、
小島百合子、吉野貴士、小松 繁、佐藤 勇
前列左より、松内俊夫、門田明徳、小花秀一、小島和久、谷口勝利

  今回は第23回『佐倉国立歴史博物館(2001.7.3.)』以来16年ぶりに
 千葉県を歩くことになりました。
 関東は入梅宣言されたものの梅雨らしき雨は全く降っていませんでしたが、
 2〜3日前より天気予報は、豪雨・落雷・強風の注意報が出ておりました。
 
 見学先からは事前に雨天の場合の確認もありましたが開催案内にも
 『雨天決行』と記載したので決行しました。
 
 やはり予報どおり朝から雨でしたが、参加者の皆様が早めに集合して頂き
 定刻12時30分より10分早くスタート出来ました。
 風雨の状況では計画の変更・一部割愛も考えましたが、
 傘の差せないような雨も無く、ほぼ計画通りで歩こう会を終了することが出来ました。
 コースの歩数は約10000歩。
 
 (1)上花輪歴史館(国指定 名勝 高梨氏庭園)
 江戸時代より上花輪村の名主で醤油醸造を家業としていた高梨平左衛門家の
 永年保存されてきた居宅・庭園・土蔵・屋敷林・社祠等の建造物と
 収集保管されてきた生活用具・醸造用具・地方文書などが公開されています。
 建物は明和3年(1766)建設の門長屋から昭和6年建設の母屋が有ります。
 入り口の長屋門、展示棟、井戸屋形では女性ガイドさんより
 それぞれの歴史についての説明を受けました。
 ・門長屋:武家の長屋門と同等であるが武家でないためあえて門長屋と呼ぶ。
      将軍来航時には江戸川に小舟を繋いで仮設橋を架けたが、
      名主の高梨家に命じられたとのこと、架橋の用具などを展示。
 ・展示棟:高梨家の年中行事の写真展示、醸造用具の展示ほか。
      5月鯉幟杉竿が保存されている全長23m余。
 ・井戸屋形:醸造業での井戸の重要性、江戸中期以来現在も井戸水使用中。
 ・構堀・船着場:天保4年(1833)建設、湧水が江戸川へ流入しており、
        江戸川船着場より来客の送迎に利用したとのこと。
 高梨家の醤油醸造は野田で最も古く、大正6年(1917)キッコーマンの前身
 ・野田醤油設立の創業8家の1家です。
 
 (2)キッコーマンもの知りしょうゆ館(工場見学ガイドツアー 約1時間)
  @15分のビデオ鑑賞
   醤油の街・野田の発祥の理由、製造工程、海外での醤油の使用状況など
  A工場見学
   原料処理→麹作り→発酵・熟成→圧搾工程を実プラント窓越しで見学。
   通路には各工程のサンプルが展示されています。
   圧搾工程で使用する濾布はナイロン製で長さ2800m、700段に折り重ねて使用、
   洗浄再使用で約2年間使用出来るとのことでした。
   各工程の規模の大きさに驚きました。(製品1リットルPETボトル10数万本規模)
  B商品説明、売店『むらさき屋』、『まめカフェ』見学
   宮内庁御用達品から国内、海外生産品まで数百種類の醤油が展示されている。
   現在も宮内庁用には『御用蔵』という別プラントで生産(100%国産大豆を使用、
   熟成期間12ヶ月)されている。一般品熟成期間は約6ヶ月。
   むらさき屋:宮内庁御用達醤油から各種醤油、煎餅ほか醤油使用食品の販売。
   まめカフェ:醤油の味の体験出来るコーナー。
 最後に見学のおみやげに『キッコーマンなましぼり醤油180ml』を戴きました。
 後で判った事ですがこの見学時間中の風雨が最も強かったようで幸運でした。
 
 (3)野田市市民会館、野田市郷土博物館
  @野田市市民会館
   大正13年ころに建てられた茂木左平治の邸宅(キッコーマン醤油創業8家の1家)
   で昭和32年より市民会館として使用されている。
   母屋と茶室は国登録有形文化財、庭園は千葉県初の国登録記念物に指定されており、
   最近はCMやドラマのロケ地、将棋タイトル戦の会場などと幅広く使用されているとのことです。
   雨のため広い立派な庭園を歩くことが出来ず残念でした。
  A野田市郷土博物館
   昭和34年開館、千葉県で初めての登録博物館で国内有数の醤油関係資料のコレクション、
   野田の歴史・文化資料が保管・展示されています。
   当日は市民コレクション展『夢を乗せて走れ!! 鉄道模型の魅力』が開催中で
   鉄道模型(Nゲージ)多種の車両の展示と走行レールセットがあり
   新幹線はやぶさモデルの走行を見学出来ました。
 
 (4)懇親会
   野田市駅近くには懇親会の出来る場所は全く無く、柏駅まで全員移動し、
   定刻に、久しぶりの参加者・吉野さんの挨拶、乾杯でスタートしました。
   今回は千葉、埼玉県のかたが約半数でいつもと少し違う顔ぶれで大変盛会で
   2時間もあっとゆう間、谷口さんの一本締めで終了し各自帰途に着きました。
 
  今回の出席者は次の14名でした。(敬称略)
   小花秀一、神尾 章、木原仁博、小島和久、小島百合子、小松 繁、佐藤 勇
   早出誠治、高田裕治、谷口勝利、門田明徳、谷沢元泰、吉野貴士、松内俊夫
    
 
                                       (松内俊夫 記)
     
  
懇親会風景1懇親会風景2
  
懇親会風景3懇親会風景4

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