本部地区第１１５回歩こう会

目黒川遊歩道と周辺名跡散策

令和元年９月２６日（木）　参加者１８名

　( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます　敬称略）
大鳥神社にて：集合写真
後列左より、末岡博文、山崎進弘、甲田　治、石井和夫、門田明徳、
山岸鷹雄、早出誠治
中列左より、西牟田　健、末岡弥生、飯箸　弘、富山憲一、
坂井大和、佐藤　勇
前列左より、神尾　章、小花秀一、原田浩次、松内俊夫

　　目黒川の桜並木は都心のお花見スポットとして有名で、
　桜シーズンには見物客で身動きが取れないほど混雑する。
　１３時３０分に東急東横線・地下鉄日比谷線の中目黒駅に集合、
　薄雲晴天の下、初参加の石井和夫さんを加え17名で桜の葉が繁る木陰をたどりながら
　終点の目黒駅を目指し出発した。
　
　　山手通りに沿って南下し、まずは仙台伊達家と縁が深い正覚寺へ。
　ゆかりの深い伊達藩主生母三沢初子の像や、目黒川洪水の犠牲者供養塔などがあり。
　
　　この後は山手通りを横切り目黒川の桜並木へ。
　江戸時代にはよく氾濫した目黒川ですが、その後整備され
　水運に利用されるようになった名残が船入場親水公園に見られる。
　桜並木に沿って南下すると中目黒公園に至る。
　この公園は平成１４年に広域防災避難広場を兼ねて開園したもので、
　「いきもの池」や「みんなの花壇」などが設置されているが、雑草が多く池も小さく、
　あまり管理が行き届いていないなというのが皆さんの感想。
　ただ花梨の木に多くの実がなっているのが珍しく皆で眺めていた。
　
　　再び山手通りへ戻り「めぐろ歴史資料館」へ入館、小休止。
　この資料館には「目黒の歴史」が常設展示されており、
　２万５千年前の旧石器時代から始まる目黒の人々の歴史が住居跡や
　古墳などから発掘された石器、土器などの資料で展示されている。
　この地域が一昨年歩こう会で巡った多摩川丘陵の古墳群に連なる歴史を持っていることが判る。
　その後の中世から近世にかけての村割や富士信仰による胎内洞穴模型、
　更には戦前から戦後に連なる数々の生活道具の展示や近代の歴史年表など興味深く展示されていた。
　
　　目黒川に戻り建設中の巨大な清掃工場を横目に眺めながら南下し目黒新橋に至る。
　ここで目黒川に別れ目黒通りを西に３００ｍほど行くと大鳥神社に至る。
　この神社は１２代景行天皇の息子、日本武尊が東夷平定の折に立ち寄り祈願した。
　日本武尊が亡くなった後霊が白鳥になって当地に舞い降り（全国に数か所の伝えがある）鳥明神として祀られ、
　大同元年（806年）社殿が完成したとされ、目黒最古の神社である。
　ここで全員集合写真を撮り、800ｍほど離れた目黒不動尊に向かう。
　この辺りから歩こう会らしくなったねとの感想も。
　
　　目黒不動尊は新東京100景の一つで、正式名は天台宗龍泉寺。
　本尊が不動明王であることから目黒不動と呼ばれ、江戸三大不動の一つ。
　甘藷先生こと青木昆陽の墓があることでも知られる。
　仁王門をくぐり本堂に続く急な石段を上りきると不動明王を祀る本堂があり、
　左には縁結びの愛染明王がある。
　また石段下左手には龍の口から水を吐き出す独鈷の滝がありしばし散策。
　
　　目黒不動尊を出て左手に道なりに行くと五百羅漢寺に至る。
　元禄時代に松雲元慶禅師が江戸の街を托鉢し集めた浄財で十数年かけて彫り上げた
　五百羅漢像が300年を経て約300体が現存する。
　羅漢堂に居並ぶ羅漢像にはすべて名前と釈迦の教えが記されており全ては読み切れない。
　
　　いよいよコースは最終段階。
　またまた山手通りを横切り、太鼓橋で目黒川を渡り右手に目黒雅叙園をみて
　最後の急な行人坂を上って行くと途中に大圓寺がある。
　この寺も新東京100景の一つで、有名な江戸三大火事の一つ、
　明和の大火（行人坂火事；1772年）の火元になった寺である。
　この火事は目黒から白金、神田、湯島、下谷をへて浅草に至る広範囲な地域を焼き尽くした大火で、
　幕府の怒りを買い、以後76年間再建を許されなかったという。
　境内の左手には火事の犠牲者を悼んだ数百体の石仏（都有形文化財）が並んでいる。
　
　　寺を出て行人坂を上りきると目黒駅に到着する。
　ほぼ定刻の16時30分駅近くの懇親会場に到着。
　ここで見学会に参加できなかった下村和夫さんも加わり、
　坂井さんの乾杯発声で懇親会が始まった。
　当日は他に大口の宴会もあって大変賑やかな店内の中、ビール、焼酎、水割り等に加え
　ワインをボトルで何本も飲み干し、各所での語らいであっという間の2時間。
　締めに初参加の下村さんの挨拶で無事終了しました。
　
　　本日の歩こう会は５Km弱、総歩数1万歩弱の都心ウォーキングでした。
　
　　今回の出席者は以下の１８名でした。（敬称略）
　　　飯箸　弘、石井和夫、小花秀一、神尾　章、甲田　治、坂井大和、佐藤　勇、
　　　下村和夫、末岡博文、末岡弥生、早出誠治、富山憲一、西牟田　健、原田浩次、
　　　松内俊夫、門田明徳、山崎進弘、山岸鷹雄
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　（記：山岸鷹雄）
　　 　　 　　
　　
中目黒駅集合集合２
　　
中目黒公園懇親会風景１
　　
懇親会風景２（右端が下村和夫氏）懇親会風景３
懇親会風景４

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