本部地区第61回歩こう会

水上バスに乗る(隅田川)

平成20年11月13日(木)     参加者 26名

 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
浜離宮にて記念撮影
池波正太郎生家

 11月13日、日本晴。 正午、参加者26名、浅草寺雷門前に集合。何はともあれ、観音様にお参りする。
 続いて、本堂脇権現造りの浅草神社(通称三社様)を拝し、今日一日の安全を祈願。
 二天門から境内を出て、午前のメインスポットである「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」を目指す。二天通りを直進、歌舞伎18番「助六」所縁の花川戸を過ぎ、幕末「芝居町」として賑わった猿若町の街角を廻ると待乳山に行き当たる。
 参詣前に、北側の山谷堀(昔、吉原通いに使った水路)跡と今戸橋(橋柱)を訪れ、遊里を懐古する。
 待乳山は、昔は見晴らしが好く、浮世絵に書かれた江戸名所の一つである。頂きの待乳山聖天(本竜院―浅草寺の支院)の本尊は大聖歓喜天。巾着(商売繁盛)と大根(家内健全)で有名。
 江戸の名残を留める築地塀を身近に見ながら下山。隅田公園に出る。落ち葉散る隅田川の堤上を吾妻橋の水上バス停に向かって遊歩。
 13時30分、遊覧船に乗船。船は意外に大きい。排水量143t、全長32m,幅8m、定員560名。座席は2フロア、オール自由席。上の階は天井ガラス張りの展望席。下の階はテーブル付きの席。売店・トイレ有り。
 一同、展望席に陣取り、両岸に展開する隅田川ラインの景観を楽しむ。
 14時20分、浜離宮恩賜公園に到着。園内、鴨場と潮入の池を廻り、6代将軍家宣のお手植えと伝える「300年の松」を背景に、記念撮影。
 15時、これより築地散策。 築地と云えば市場。 まず、場内市場から見学。正門から入り、魚がし横丁に沿いながら、海幸橋門に抜ける。門近くの「波除神社」に立ち寄った後、場外市場を縦断。
 続いて、隣接する築地本願寺の境内を通過、築地川公園に入る。公園と聖路加看護大が接する地点に「浅野内匠頭邸跡」の碑がある。
 さらに西進すると、ロータリーに「慶応義塾開塾の地」と「蘭学事始地」の2碑が立ち並んでいる。外人居留地だった、ここ明石町界隈が文明開化の発信地であったことがうかがえる。
 さらに、佃大橋までいくと橋のたもとに、「佃島渡船の碑」がある。正保2年から昭和39年まで続いた最後の渡し場である。
 佃大橋の向かいは、NHKの朝ドラ「瞳」の舞台になった佃島(左)と月島(右)だ。橋を渡り、佃島側に下りる。川沿いの道に、佃煮屋が2軒並んでいる。
 その店先を抜け50mほど行くと住吉神社に出る。夏祭りに繰り広げられる獅子頭の宮出しと八角神輿の船渡御は壮観である。
 神社の裏は舟溜りの堀。堀に架かる赤塗りの佃小橋を渡った処で、散策をお終いとする。
 ただちに懇親会場に移動。16時30分、終点である月島の懇親会場に到着。やれやれと脚を伸ばす。
 宴会が始まるや、一同、よく食べ、よく飲み、よく喋る。
 18時30分、健脚ぶりと健啖ぶりを発揮した長老の坂本堅一さんの音頭で、無事お開きとなる。12,000歩の散策だった。

 なお、写真は、柘植さんの写真を使わせていただきました。

 参加者は、次の27名でした。
  安彦 隆、石井 弘、石川晃司、伊藤敬輔、香川重雄、亀田 実、加藤 進、
  神尾 章、木原仁博、近藤久美、榮 洋一、坂本堅一、佐藤 勇、佐藤昌二、
  塩澤敏行、関口能尚、高橋義衛、柘植 茂、豊田安鴻、中川実信、平松 久
  平盛秀正、藤井正敬、松内俊夫 谷澤元泰、岩田幸三
                                               (岩田幸三 記)   
  
浅草・待乳山聖天懇親会風景

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