本部地区第74回歩こう会

東京大学博物館見学と本郷界隈の歴史散歩

平成23年6月22日(水)     参加者 27名

 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
東京大学赤門前にて記念撮影
水道歴史館内で

 心配していた天気は、梅雨の晴れ間となり、夏至の太陽に照らされて、きびしい暑さに汗を拭きながらの行程となった。
 12時45分に本郷三丁目駅に集合し、予定の見学コースをスタートした。
 コースは、東京大学総合研究博物館〜東大赤門〜三四郎池〜明治・昭和文豪旧居跡〜文京ふるさと歴史館〜東京都水道歴史館を巡った。
 大震災の影響で、省エネの冷房と閉館時間の繰り上げに追いまわされたが、なんとか予定どおり巡ることができた。

 コースの概要は次のとおり。

1、東京大学総合研究博物館
 博物館内部は、昼休み直後のためか見学者はほとんど我々のみであった。
 説明者の都合で、説明の開始が遅れてあわただしい見学となった。興味のある方は別の機会にゆっくり見学してください。
 1)日本の古人骨展示室:部屋一面の人骨にまず驚く。説明者の懇切丁寧な説明でなんとか理解できた。人骨は人類学上有数の標本であり、研究者、スタッフが活用している学術上貴重なものである。
 2)弥生時代の遺物展示室:東京大学敷地内、弥生地区から発掘された多数の資料で、学術的に貴重なものであるとのこと。弥生時代の名前の起源。
 3)アンデス古代織物展示室:アンデス文明発祥の地のアンデス高地に生きた人たちの古代織物を展示。織物素材のアルパカの剥製と毛も展示。
2、東京大学構内散策
 赤門で記念撮影。医学系、教育学系、安田講堂の古いながらも威厳を感じる建物や三四郎池を見ながら歩く。
3、明治〜昭和の文豪たちの旧居跡の見学、
 戦災をまぬがれた築100年以上の建物が点在する中で、明治〜昭和に活躍した文豪たちの旧居跡を見る。樋口一葉旧居跡、ゆかりの質屋、宮沢賢治旧居跡、金田一京助跡等。旧居には、まだ人が暮らしている。
4、文京ふるさと歴史館
 本郷地区は、江戸〜明治、大正、昭和まで日本の学問風土を形成し、また、近代教育の曙の街として、多くの学者、文人達を輩出した。博物館職員の熱の入った説明をうけ、熱心に耳をかたむける。
5、東京都水道歴史館
 大震災の影響で、閉館が30分早まったことで、休憩もなしで急ぎ、入場締め切り時間15:30にかろうじて間に合う。
 歴史館職員のわかりやすい名調子の説明に、疲れも忘れて聞き入る。江戸〜東京に至る400年間の水道の歴史を、発掘された遺跡、井戸、木樋の実物の展示を見ながら学ぶ。当時の人たちの努力や工夫で完成した、神田、玉川上水の配水、水圧調整技術には大いに感銘を受けた。
 ビデオのスクリーンに映った「三菱樹脂OB会歓迎」の前で記念撮影をする。
 水道歴史館を出たところで解散する。

 その後は、希望者で本郷駅前の居酒屋で懇親会を行う。高橋さんの発声で乾杯をする。
 暑い中をかなり歩いたこともあり、渇いたのどにしみる、うまい一杯目であった。
 最後は、坂本さんの〆で、18:40頃散会となった。

 なお、写真は松内俊夫様のものを一部使わせていただきました。

 今回の参加者は、次の27名でした。
  安彦 隆、石井 弘、市村義雄、加藤 進、亀田 實、神尾 章、木原仁博
  小林邦宏、坂本堅一、佐藤 勇、塩澤敏行、下瀬英樹、早出誠治、高橋義衛
  柘植 茂、豊田安鴻、鳥居正義、原口尚武、平松 久、廣瀬 勉、廣瀬喜久子
  松内俊夫、松林義明、山岸鷹雄、山本 猛、山本 彊、山谷章浩
                           (柘植 茂 記)      
  
懇親会風景1懇親会風景2
  
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