宮下パソコン・ワンポイント講座(第2回)

 
 パソコンを定期的に掃除しましょう。(その2.ディスクのデフラグ)  
 
 長期間パソコンを使っていると、不要なファイルがハードディスク上に蓄積されることは、前回ご説明しましたが、それと同時に、断片化(ファイルの保存やコピー、削除などを行っているうちに、ファイルが分割して書き込まれ、ディスク上で分散して配置されてしまった状態)が進み、データの読み書きに時間がかかるなど、パソコンの動作効率が低下していきます。  
 断片化の進んだディスクを最適化(断片化の進んだディスクの配置を分析し、ファイルを連続した領域に再配置すること)するためには、「ディスクのデフラグ」を実行する必要があります。  
 
 「ディスクのデフラグ」を実行する手順は、次のとおりです。  

 1.デスクトップの「マイコンピュータ」を開いて、「ローカルディスク(C)」のアイコンの中で右クリックします。  
 2.ショートカットメニューが表示されるので、一番下の「プロパティ(R)」をクリックします。  
 3.「ローカルディスク(C)のプロパティ」画面で、[全般]タブ(画面一番上の青いタスクバーの下にある3〜5個  
   の付箋のようなものを「タブ」といいます。)の右側の[ツール]タブをクリックします。  
   (「ツール」タブシート画面に変ります。)  
 4.「最適化」(Windows98では「最適化の履歴」)欄の[最適化する]ボタンをクリックします。  
 5.「ディスクデフラグツール」(Windows98では「最適化中ードライブC」画面が表示され、そのまま最適化が  
   開始されます。)画面が表示されます。  
 6.画面左下の[最適化する]ボタンをクリックすると、最適化が開始され、最適化の進行状況が表示されます。  
   (Windows98では、[詳細を表示]ボタンをクリックすると、最適化の進捗状況が表示されます。)  
   (このデフラグの実行には、Cドライブの容量にもよりますが、2〜4時間かかります。Widows98では、40分  
   程度で完了します。)  
 7.最適化が完了すると、「最適化が完了しました」という画面が表示されます。  
 8.[閉じる]ボタンをクリックすると、「ローカルディスク(C)のプロパティ」画面に戻ります。  
 9.これで最適化が終了したので、右上隅の「赤×」ボタンで、この画面を閉じます。  
 
 パソコンの使用頻度にもよりますが、1年に一度くらいは、「ディスクのデフラグ」を実行しましょう。  
 このデフラグの実行には、相当時間がかかりますので、私は寝る前に、デフラグを開始します。そうすると、  
 夜中に目が覚めたときに、デフラグが完了しています。  
 
  次回は、「パソコンの掃除」第3弾を掲示します。

パソコン講座バックナンバーのページに戻る