宮下パソコン・ワンポイント講座(第4回)
デスクトップ画面を整理しましょう。
パソコンの電源ボタンを押して、しばらく(1〜2分)すると表示される画面を「デスクトップ」(基本ソフトWindowsの画面)といいます。
デスクトップには、いくつかのショートカットアイコン(以下、「アイコン」といいます。)が用意されています。アイコンは、それをダブルクリックするだけで、目的のアプリーケーションソフト(Word、Excel、Internet explorer、Outlook Expressなど)を立ち上げてくれますし、あるいは、目的のフォルダやファイル(マイコンピュータやマイドキュメント)を開いてくれますので、大変便利なものです。
アイコンがないと、たとえば、Wordソフトは、[スタート]ボタン→「すべてのプログラム(Winndows98では「プログラム」)」→「Microsoft Office」→「Microsoft Office Word」というように、面倒な手順をふまないと開けません。
したがって、日常的によく使うアプリケーションソフトやフォルダなどは、デスクトップ上に、アイコンを表示しておくのが便利です。しかし、便利だからといって、何でもかんでもデスクトップにアイコンを作って置いておくのも、実は問題なのです。
というのは、パソコンの電源を入れて、デスクトップが表示されるまでに、すべてのアイコンが使えるように、パソコンは準備をするのです。したがって、アイコンが多いほど、デスクトップが表示されるまでに時間がかかります。また、それらの準備をするために、メモリー(具体的な仕事をする机の広さ)を消費し、その残量(作業机の広さ)が少なくなりますので、結果として、パソコンの動作が遅くなるという原因にもなります。
ところで、皆さんのパソコンのデスクトップに、いくつアイコンがありますか? また、ほとんど使ったことのないアイコンはありませんか?
最低限、マイドキュメント、マイコンピュータ、ゴミ箱、Internet explorer、Outlook Express、Word、Excelの7個は、アイコンを表示しておいた方が良いでしょう。
他には、日常的に、よく使うアプリケーションソフトのアイコンだけを表示しておくようにします。したがって、通常、アイコンの数は10個以内に収まるはずです。逆に言えば、10個以上のアイコンがあるのは問題と考えた方がよろしいでしょう。
よく、Wordで作った文書や、Excelで作った計算表などのファイルを、デスクトップに保存して、そのアイコンを置いている人を見かけますが、これは最低です。デスクトップは、作成したファイルを保存する場所ではありません。
一時的に、デスクトップに保存することはあるでしょう。また、毎日のように使うファイルであれば仕方ありませんが、基本的に、作成したファイルは、マイドキュメントなどのフォルダに保存しておきましょう。
また、デジカメを買ったり、プリンターを買ったり、プロバイダーに加入したときなどに、それらを使用するのに必要なソフトをパソコンにインストールしますが、そのとき、通常、デスクトップにそれらのアイコンが自動的に用意されます。それらのソフトは、日常的に使うものではありませんので、基本的に、ゴミ箱までドラッグして削除した方が良いでしょう。それらのソフトを実際に使うときは、[スタート]ボタン→「すべてのプログラム」から開いていけばよいのです。
結論として、デスクトップ上の余計なアイコンは整理しましょう。
具体的には、
1)めったに使わないアプリケーションソフトのアイコンは、ゴミ箱までドラッグして捨てましょう。(そのソフトを使うときは、[スタート]ボタン→「すべてのプログラム」から、立ち上げましょう。)
2)デスクトップに保存しているWord やExcel ファイルは、マイドキュメントフォルダなどに保存し直して、そのアイコンを削除しましょう。(具体的には、それらのアイコンを、マイドキュメントまでドラッグして、手を離せばよい。)
なお、以上の点で不明の点がありましたら、宮下までメールでご照会下さい。
次回は、「メモリーを増設しましょう。」を掲示します。
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