第15回茅ヶ崎地区家庭菜園研究会

平成23年10月3日(月)

会員菜園訪問と情報交換会  参加者12名

顔の部分にマウスポインタを合わせると名前が出ます
茅ヶ崎駅北口「道」にて懇親会(情報交換会)

 台風15号は湘南も強風が吹き荒れ、秋ナス、秋キュウリ等最後の収穫を楽しみにしていたのに、無残な姿。また、少し早まきのダイコンも葉っぱがちぎれ、可哀そうです。菜園家の皆さんは如何でした?

 毎年お彼岸には開花する「彼岸花」も、今年の満開は1週間遅れで、気象異状を感じています。
 畑の台風による被害の後片付けも終わり、今回は、前回初参加の「若松菜園」を訪問することに。
 「菜園」は大磯町の西方にあり、周りが農家の畑で、傍の農家休耕畑を借用され、80坪程の耕作をされています。
 畑には「ソルゴー」が植えられ、土壌消毒も実施中で、滋賀県特産の「日野菜かぶ」等が栽培されていました。

 *ソルゴー:バンカープランツ(障壁)として利用され、イネ科で茎は多汁、甘いため、アブラムシが多く発生する。それを食べる「天敵」も多く発生し、野菜に発生する「害虫」をこの天敵で防除してもらう。
 *土壌消毒:若松菜園は「バスアミド」(ダソメット粉粒剤)という微粒剤を散布し、混和後土壌水分によって分解、気化して、わさび、ダイコンころし等の辛味成分に近い「カラシ臭」を発する。この成分が抗菌作用を発揮し、土壌中の病原菌、センチュウ、雑草種子を不活性化して連作障害の原因を取り除く。手袋で散布できるが、「劇物」です。詳しくは近くの「JA」にて相談して下さい。

 天気予報「晴天」が、畑に向かう時から小雨に見舞われましたが、新知識を得て、畑を後にバスで移動し、大磯「旧吉田邸」(H21年3月火災で焼失)の傍にある「県立城山(じょうやま)公園」に立寄ることに。
 中世の小磯城跡を整備した公園で、「三井邸城山荘をモチーフにした郷土資料館」や茶室、不動池の紅葉、展望台からの景観が楽しめます。(訪れたことがないとの会員の声もあり、計画しました)
 郷土資料館は、月曜休館日で入館できず、残念でした。(幹事チェックミス)

 茅ヶ崎駅前に戻り、菜園訪問不参加の2名も揃い、17時懇親会(情報交換会)がスタート。
 今日の菜園訪問の質問や、台風被害状況、さらに、今悩まされている「ダイコン」「白菜」等の芯を食い荒らす「シンクイムシ」の話題で、今回も2時間の中締めを忘れるほとでした。
 最後に、4年間3名で連続幹事を務め、「会長にはお叱りを受けますが・・」、研究会として、一応の成果もあったと思っています。
 今後は、気楽に菜園愛好家に多く参加していただけるよう、来年より、会の名称変更と幹事交代の議題を提案。
 幹事は「初代幹事」2名に引継ぎ、名称は仮称「茅ヶ崎地区家庭菜園愛好会」にて賛同を得られ、3時間半にも及ぶ懇親会を閉会しました。

 今回の参加者は、次の12名でした。
  岡本邦雄、風間元臣、鹿島静哉、亀田 實、木澤英雄、後藤 勤
  坂本堅一、佐藤昌二、鈴木清作、伏木正起、米田保男、若松茂宏
                                                  (米田保男 記)
若松菜園・・土壌消毒の説明と会員の後ろが「ソルゴー」 滋賀県特産「日野菜かぶ」(足元)の説明を受ける坂本会長
県立城山公園内の茶室「城山庵」の庭園を散策 県立城山公園内の「郷土資料館」前で

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