第6回茅ヶ崎地区家庭菜園研究会

菜園見学・土壌測定と懇親会

平成21年4月26日(日)  参加者10名

顔の部分にマウスポインタを合わせると名前が出ます 敬称略
坂本菜園にて記念撮影

 1月の新年懇親会に続いて、本年2回目の活動を実施しました。14時45分に坂本菜園に集合。前日の雨は止んで天気は晴れではあるが、帽子も飛ばされそうな強い風が吹く中での、菜園見学と土壌測定の実施であった。

 土壌測定は会員にとっては初めての経験。雨の多い日本では、土の中のカルシウム(石灰)やマグネシウム(苦土)が溶け出し、酸性土壌になりがち。酸性が強くなりすぎると野菜の「根っこ」が傷み、必要な栄養を十分に吸収できなくなるので、酸性度を中和し改良する必要がある。そのため消石灰や苦土石灰等をすき込むことは誰でもやっていることではあるが、その結果で酸性度がどの程度になっているか、測定したことはなかった。

 米田、岡本幹事の指導で、酸性度測定を実施。
  1.地上から15cm程の深さにある土を移植ゴテで掘り出す。
  2.ビーカーなどにその土を入れ、土の量(体積)の2倍の水道水を入れて、よく攪拌する。
  3.上澄み液ができるまで3〜4分待ち、2.5ccを試験管にとる。
  4.アースチェック液(住友化学園芸)を3滴加え、試験管のふたをしてよく振って、色の変化をPH表示色と照合して酸度をチェック。
  5.土の酸度はPH値で表し、PH4〜5は酸性土、PH8〜9をアルカリ土、 (PH7が中性)と呼ばれ、一般的に野菜を作る場合、PH6.0〜6.5程度
    が基本の目安。サトイモ、ジャガイモはPH5〜6で、ホウレンソウは PH6.5〜7.5にPH調整するのが望ましい。

 今回は、坂本、鹿島、伏木各菜園で、3、4箇所ずつ実施。坂本菜園のサツマイモ用土はPH5.5(適正でした)で、他の場所は6.8〜7、伏木、鹿島菜園では、夏野菜用に2週間前に消石灰を撒いたこともあり6.8〜7.3程度であった。良く中和されていることが分かり、かつ科学的な裏づけが得られ、とても良かった。
 菜園見学では、いずれの菜園も作物が良くできているとの皆さんの評価あり。

 坂本菜園:キヌサヤ、パセリ、グリンピース、ソラマメ、ジャガイモ、玉葱等生育良好。キュウリ・トマト等夏野菜も既に植え付けられ、約20種類を育成中で、熱心に野菜作りをされている様子が良く分かった。
 伏木菜園:ソラマメ、ニンニクが良くできていると皆さん称賛。玉葱、ジャガイモ等約10種類を生育中、キュウリ等夏野菜植え付け準備中。
 鹿島菜園:春キャベツが称賛を受ける。春菊、ケール、玉葱、ジャガイモ、グリーンアスパラ等生育中。夏野菜植え付け準備中。

 終了後、茅ヶ崎駅近くの「くいもの屋わん」まで徒歩で移動。今回は、ウォーキングを兼ねており、遠い人は、香川から茅ヶ崎まで約11,000歩の歩行となった。
 懇親会は、坂本会長の乾杯の音頭と挨拶で開始。ビールが一段と美味しかった。菜園見学の感想や、活発な情報交換が図られ、有意義な3時間であった。

 今回の参加者は、次の10名でした。
  坂本堅一、鈴木清作、風間元臣、伏木正起、米田保男、岡本邦雄
  後藤 勤、鹿島静哉、石射祥光(菜園見学、土壌測定のみ)、木澤英雄(懇親会のみ)
                                                        (鹿島静哉 記)
  なお、写真は、米田保男さんの写真を使わせていただきました。

土壌酸性測定の様子1 土壌酸性測定の様子2
茅ヶ崎駅近くの「くいもん屋わん」での懇親会風景1 茅ヶ崎駅近くの「くいもん屋わん」での懇親会風景2

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