大阪支部第40回樹楽会

平城宮跡から唐招提寺・薬師寺を巡る

平成22年10月12日(火)   参加者 15名

 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
唐招提寺金堂にて記念撮影

 真夏を思わせる陽気に恵まれた当日、大和西大寺に集合した一行は、近くにお住まいのOB鈴木民雄氏(別用あり不参加、奥様が参加)の差し入れ「奈良名物柿の葉すし」をいただき、早速「平城遷都1300年」に沸く「平城宮跡」を目指す。

<第一次大極殿他>
 三連休には天皇皇后両陛下もご来臨になり(唐招提寺・薬師寺も訪問された)、大層な人出だったようであるが、今日はイベントもないようで楽々だ。
 広大な敷地の中ほどあたりに復元なった「大極殿」が堂々と聳えている。中に入ると、職員・ボランティアの方々が歴史を丁寧に説明して下さる(略)。
 庭の一角の木陰で昼食をとり、次は「朱雀門」を通り、多くのOB会の皆様にもお馴染みのお寺巡りに。

<唐招提寺>
 律宗大本山、ご存知鑑真和上(後に大和上)創建の名刹である。「天平の甍」で知られる国宝「金堂」は、10年に及ぶ平成の解体大修理を終え、昨秋落慶、一般公開されており、その荘厳な姿や国宝三尊等を拝観することができた。
 講堂や御影堂を廻り、次のお寺へ。

<薬師寺>
 法相宗大本山、ご存知天武天皇発願、持統天皇本尊開眼の白鳳大伽藍である。この古刹は、これまでに幾多の災害を蒙り、とくに元禄時代の兵火では、東塔を除く諸堂が灰燼に帰した。
 昭和40年代、高田好胤菅主により復興が発願され、お写経勧進により、近年、金堂・西塔・大講堂などが蘇っており、その威容や国宝仏像の鑑賞を堪能した。
 国宝東塔(三重の塔)は、今秋から10年以上かけての解体大修理に取り掛かると聞いた。
 また、さらに、運よく遷都1300年を記念して、玄奘三蔵院伽藍・大唐西域大壁画殿が公開されており、平山郁夫画伯30年入魂の壁画を鑑賞することができた。

<打ち上げ>
 神・仏の世界から俗界へ。西大寺駅前の飲食店で、日頃の反省をこめながらも賑やかに懇談後、散会した。

 参加者は、次の15名でした。
  岩田 博、岡本益弘、奥田公具、押切 繁、加藤龍雄、熊倉 寛、近藤昭子、鈴木睦子
  平井 穣、松尾善三郎、松野 敏、松本 弘、南 博子、山口 滋、吉田康子
                                                    (熊倉 寛 記)
復元された大極殿にて 薬師寺東塔を背景に

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