大阪支部第46回樹楽会

記紀万葉のふるさと桜井行き

平成24年9月25日(火)   参加者 12名

 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
安倍文殊院にて記念撮影

 ようやく秋らしい気候の好天に恵まれた1日で、近鉄桜井駅に11時集合にて(少し遅れましたが)一路『安倍文殊院』を目指しました。
 奈良県桜井市は非常に古い町で、『山の辺の道』『伊勢街道』『忍坂街道』『多武峯街道』『磐余(いわれ)の道』『大和長寿道』が交差する古代交通路の要衝でもありました。
 古い町並みを歩くこと、約20分で『安倍文殊院』に到着し、本日の主役であります、前野(旧姓古川)千佳子さんと長女絢加ちゃんに出迎えていただきました。
 645年大化の改新の時、左大臣に登用されました安倍倉梯麻呂が創建した安倍寺の後身と云われ、阿倍仲麻呂や陰陽師で有名な安倍晴明など、安倍氏ゆかりの氏寺であります。コスモスの花がきれいに咲いていました。

 昼食のあと丘の上にある『土舞台』へ。
 『土舞台』は、聖徳太子が摂政の時、612年百済からの渡来人「味摩之(みまし)」に中国(呉)、インド、チベット、西域などの伎楽を子供達に習わせた場所で、「日本芸能発祥の地」と伝えられています。
 その後、『聖林寺』を目指しますが、これも丘の上にあり、急坂を登り山門に到着。山門からは非常に展望がよく、三輪山や箸墓などが一望できました。同寺には国宝十一面観音像があり、やさしいお顔を拝観させていただきました。712年藤原鎌足の長男定慧(じょうえ)の創建の由。
 その後、桜井駅まで歩き帰路につきました。
 中谷さんとは桜井駅で別れ、残り全員は鶴橋駅前の焼き肉店で二次会を開催し、解散となりました。
 (数名の方は、さらに三次会へ行かれた由)お疲れ様でした。

 最後に拙い一人連句をご披露致します。
  “いにしえの みほとけ道に 彼岸花”
      “小さき田にも 稲穂輝く”(善)

 参加者は、次の12名でした。
  岩田 博、奥田公具、熊倉 寛、中谷昌弘、平井 穣、松尾善三郎 
  松野 敏、松本 弘、山口 滋、前野千佳子、絢加、吉田康子
                                         (松尾善三郎 記)
本日の主役 聖林寺にて
聖林寺にて

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