長浜支部「第17回歩こう会」
近江八景「瀬田の夕照」
紫式部ゆかりの石山寺を歩く
平成20年10月28日(火) 参加者 20名
( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
石山寺山門にて記念写真
曇り空ながら絶好のウォーキング日和。10時にJR石山駅に20名が集合。
軽い準備運動の後、大津ボランティアガイドの案内でウォーク開始。
琵琶湖マラソンのコースの一部にもなっている瀬田川沿いを2.5kmほど歩き
@本日の一番の目的地「石山寺」に到着。この寺は聖武天皇の勅願により開基、歴朝の尊崇 あつい寺院であり、紫式部が「源氏物語」の構想を練ったことでも知られる寺である。
「源氏物語千年紀」も開催されている。ガイドの案内で、当寺の由緒、国宝に指定されている 本堂や多宝塔、数多くの重要文化財、また石山の名前の起こりでもある奇岩の天然記念物と なっている硅灰石(石灰岩の一種)の説明を受けながら広い境内を巡る。
この後、30分ほどの自由散策時間で、西国第十三番観音霊場の朱印をもらう者、「紫式部」展を見学する者 などと、思い思いの目的を果たした後、入口の「東大門」前に集合。 表境内の公園にて昼食。
A再び瀬田川沿いを歩き、幾多の戦陣で名を馳せた「瀬田の唐橋」をめざす。唐橋は近江八景「瀬田の夕照」でも知られる。 今は、日の沈む方向には高層マンションが建ち、残念ながら夕照の風情はなくなっている。
B長短二つの橋からなる唐橋を渡り近くの「龍王宮秀郷社」へ。
平安時代、平将門の乱を鎮めた藤原秀郷(俵藤太)と瀬田唐橋の川底にあると伝わる龍宮の 乙姫を祀っている。
C次の目的地に向うと、途中で”神領”と名のつく交差点などを通り、1kmほどで近江国一の宮といわれる官幣大社 「建部大社」へ到着。
御祭神は日本武尊。近年、初詣なども「近江神宮」、「多賀大社」が圧倒的に多くの 参拝者を集めているが、この神社は古来より由緒ある神社であり神域も相当広かったと思われる。 今回の訪問者も、今までに参拝した人は多くなかった。
Dさらに1kmほど行き、大化の改新以降に全国68ヶ所の国に置かれた地方行政府のあった 「近江国府跡」へ。
広々とした場所に、石碑と国庁跡などの礎石跡に石柱が置かれ、当時の復元図などにより、古き律令時代の県庁跡に思いを馳せた。
今回も、ガイドの案内で説明を受けながらのウォークとしたことが、名所・旧跡に対してさらに認識を深め、 興味を引く結果になったと思われる。
これで、今回の訪問先は終了し、後は、一汗かいた後の駅近くでの恒例の懇親反省会へ足早に一目散。 懇親会会場で万歩計を見ると、2万歩強であった。
軽く一杯で、のどを潤おし、16時ごろの電車に乗り、長浜方面に向った。
今回の参加者は、次の20名でした。
東 正一、足立英治、磯田 智、岩根信次、梶 道信、北川浩生、北村忠衛、木下勝康、後藤健二、坂上 聡
鈴木健治、富岡秀雄、中嶋 清、西川多気夫、西沢芳朗、西島藤夫、野呂忠章、馬場智章、森川栄壽、世森幹治
(磯田 智 記)
石山寺の名の元となった硅灰石と多宝塔
俵藤太と龍宮乙姫を祀る龍王宮秀郷社
近江一の宮・官幣大社「建部大社」
近江国府跡にて
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