長浜支部「第20回歩こう会」

多賀三社めぐりと新緑の犬上川渓谷の散策

平成22年5月28日(木) 参加者 20名

 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
多賀大社にて長寿のお参り
胡宮神社にて

 当日は、今年の天候異変を象徴するような日となりました。前日までの低気圧が東へ抜けて、西から高気圧が張り出してきて、基本的には、回復基調ですが、北よりの寒気を伴った強い風で、曇天、最高気温も15.6度、皆さんの服装もウインドブレーカーを着用するいでたちとなりました。
 集合は 近江鉄道多賀大社前駅9時15分、近い所ですが、電車の乗り継ぎを重ねて辿り着く人が大半。ここで、案内と説明をお願いしていた多賀町ボランティアガイド協会の田畑守四郎さんと落ち合い、挨拶もそこそこに、セレモニー、準備運動を済ませ、いざ出発となりました。

 第一目的地 胡宮神社(県社)
 田畑さんの案内で、名神高速沿いの道から多賀SA近くの抜け道から、胡宮神社の境内に入りました。 ここは東大寺と縁の深い敏満寺の荘園地帯を見下ろす高台に位置し、背後に青龍山(333m)があり、山頂近くに磐座(いわくら=巨石信仰)があり、敏満寺の守護の神として位置づけられ、原始信仰の痕跡を持つ神社です。
 戦国時代、浅井長政・織田信長の兵火により焼失、徳川家光による造営で復興を遂げ、さらに名神高速の建設工事に伴う用地買収のときに、現在の社屋が造られたとのこと。
 庭園は、文部省指定の名勝庭園ですが、現在は無住のため手入れがなされず残念な姿となっておりました。ここは隠れた紅葉の名勝の一つで、晩秋には一度訪れる価値があります。

 第二目的地 大滝神社(郷社)
 麦秋と田植え後の稲田の風景を楽しみながら犬上川ほとりに。子鮎釣りの風景で、釣り談義を始めるメンバーもいる中、楢崎古墳、高源寺で小休止をしながら、大蛇の淵の横に建つ大滝神社に到着。
 ここは、多賀大社の奥の院「滝の宮」と呼ばれ水を司る神として崇拝されています。また、境内には稲依別王命が狩の途中、大蛇に狙われ、犬に助けられた伝承を持つ犬上神社、犬胴松があります。大蛇の淵は滝口まで近づくことができ、ちょっとした景観です。ここで昼食、英気を取り戻しました。

 第三目的地 多賀大社(国社)
 西琳寺で住職の法話をいただき、青龍山の東の峠越え、SL(D51)公園で小休止、多賀大社を参拝。伊邪那岐命、伊邪那美命を御祭神とする縁結びの神社として、また、湖北地方の初詣の神社として親しまれています。
 延命の逸話もあり、神社に纏わるいろいろのことを聞きながら、奥書院庭園を拝観、さらに真如寺、延命地蔵を辿り出発地点へ。
 歩行距離約11km、万歩計歩数21千歩(25千歩の人もあり)、晩春の楽しい一日でした。

 参加者は、次の20名でした。
  足立英治、磯田 智、大村元孝、梶 道信、金澤淳三、川上由明、北村柾美 
  木下勝康、後藤健二、佐伯清忠、坂上 聡、佐藤正敏、鈴木健治、外海金太郎
  西川多気夫、富岡秀雄、馬場智章、橋本泰典、森川栄壽、世森幹治
                                                 (大村元孝 記)
近江の大歩危といわれる犬上川渓谷 西琳寺にて住職の法話を聞く
多賀大社にあるさざれ石 懇親会風景

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