長浜支部「第23回歩こう会」

比叡山の麓、紅葉の古刹を訪ねる

平成23年11月18日(金) 参加者 19名

 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
唐崎の松の前で記念撮影

  秋も深まり、絶好の紅葉を期待し、今回は比叡山の麓、坂本を訪ねました。
 湖西線JR比叡山坂本駅に9:31集合、準備体操後ウォーク開始。

 公人屋敷(延暦寺僧侶の住居)→伝教大師最澄生誕の地(生源寺)→鶴喜そば(創業300年)有形文化財→滋賀院門跡(天台宗)・穴太衆積みの石垣→日吉大宮橋を背景に集合写真、西本宮・東本宮(拝観)→西教寺(天台真盛宗総本山)
  12:20昼食休憩
→聖衆来迎寺(森可成/蘭丸の父の墓もあり)→坂本城址→唐崎神社(唐崎の松を背景に集合写真)  
  14:30終了挨拶後、解散
 天気予報は曇り/雨ということで、皆さん傘・カッパを用意していましたが、幹事の祈りが通じたのか、全行程雨もなく、最高齢の80歳のお二人含め全員が無事1万6千〜7千歩10kmを踏破しました。

 日吉大社・西教寺はじめ比叡山全体が、紅葉にはまだ早かったのか、もみじの葉も青々としていて、紅葉は観賞できず残念。
 今年は紅葉しないのでは?の声もありました。
 西教寺では、古市寺僧の案内で拝観、「鬼の顔とは怒っているときでなく、物事に真剣に取り組んでいるときの顔」、「苦しみはあとで来る楽しみの前触れ、苦しみ楽しみ人生半分半分、無くてはならないもの」、説明の中にいろいろの話を織り混ぜて話してくれ、心身ともにリフレッシュしました。
 織田信長による比叡山焼き討ちから、明智光秀に関係した歴史上の人物・寺院が狭い範囲にたくさんあり、楽しく散策できました。
 幹事さんご苦労様でした。
 唐崎神社で解散となりましたが、長浜で有志による懇親・反省会を実施し終了しました。

 訪れた史跡の概要を、以下に記します。
<日吉大社>
 比叡山東の麓に鎮座する大社。2100年ほど前に創祀され、全国3800余りの分霊社(日吉・日枝・山王神社)の総本山。
 <国宝>西本宮本殿1586年(天正14年)建立 檜皮葺きで、屋根の形式は「日吉造」という特有のもの。正面から見ると入母屋造に見えるが、背面中央の庇部分の軒を切り上げ、この部分が垂直にたちきられた形態が特色。
 東本宮本殿1595年(文禄4年)の建立 西本宮と同じ造り。織田信長の比叡山焼き討ちで灰燼に帰したが、その後復興。
<西教寺>
 聖徳太子が高麗僧のために創建したと伝えられ、平安時代に天台僧の良源(元三大師)や源信(恵心僧都)が念仏の道場とし、1486年真盛上人が入寺堂塔と教法を再興。天台真盛宗の総本山。 叡山焼き討ちの後復興に尽力した明智光秀と一族の墓がある。その他、本尊阿弥陀如来像・木造薬師如来像等重要文化財多数。
<聖衆来迎寺>
 延暦9年伝教大師の草創、後陽成天皇の勅願所として由緒ある寺院。山門は坂本城旧城門として名高い。庭園は千菜寺宗心の作と言われ桃山初期の造園。心僧都の往生要集を絵画化した六道絵十五幅(国宝)。  境内には、森可成(森蘭丸の父)の墓もある。

 参加者は次の19名でした
  岩根信次、大村元孝、金沢淳三、岸本一郎、北村柾美、木下勝康、後藤健二
  坂上聰、佐藤正敏、鈴木建治、外海金太郎、富岡秀雄、中村利之、西川多気夫
  西沢芳朗、野呂忠章、馬場智章、森川栄壽、安野孝美

  写真は森川栄壽さんの提供です。                       (佐藤正敏 記)
穴太衆積みの石垣を眺めながら 日吉大社大宮橋で
日吉大社境内にて 西教寺、古市寺僧の案内で拝観
聖衆来迎寺にて 唐崎の松の前で

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