長浜支部第39回歩こう会
令和元年11月1日(金) 参加者15名
(顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
河合神社方丈庵にて集合写真
後列左から:落合善行、木下勝康、柴田喜三、中嶋 清、杉原謹吾、
鈴木健治、小林貞人、曽我 健、西川 裕
中列左から:金澤淳三、
前列左から:大岡弘和、野呂忠章、磯田 智、北村柾美、直井一博
台風や大雨に見舞われました今年の10月でしたが、
長浜支部「秋の歩こう会」が企画された11月1日は、絶好の秋晴れとなり、
15名の参加者が集い楽しく開催されました。(今回は落合さんが初参加)
今回の歩こう会は、京都市内の洛中のパワースポットを巡る古都の歴史を探訪するルートです。
そして、今回の目玉企画はズバリ、一般公開されている京都御所の見学でした。
9時50分に京都地下鉄の鞍馬口駅の改札口に全員集合し、
すぐに出口近くにある上御霊神社の境内に入り、そこで北村支部長のご挨拶、
コース説明、準備体操の後、しばし同神社内を散策。
この神社は下克上の風潮が高まり戦国時代がはじまった元となった
応仁の乱の勃発地でもあります。
そこからウォーキング開始。しばし南東の方向に歩き「阿弥陀寺」に到着。
境内の墓所には織田信長・信忠父子の墓が並び、周囲には二人と共に殉じた
家臣の「森蘭丸三兄妹」の墓石などもならんでいました。
しばし戦国の世に思いを馳せるひとときとなりました。
その後、鴨川べりの道路に出て川べりを上流の方向へ少し登った後、
東に右折して下鴨神社の境内へと入りました。
京都の「カモ」と言うのは紛らわしくて、「賀茂川」と「高野川」が
合流するところにあるのが下鴨神社ですが、そこから南に下る川は「鴨川」となります。
そして、もう一つの有名な神社であるのは「賀茂」と書く上賀茂神社です。
この「賀茂」と「鴨」どういう使い分けをされているのかは諸説あるそうです。
下鴨神社ではしばし自由散策。みなさんご本殿をお参りし、御手洗社付近を散策されておりました。
御手洗社は土用になると清水が湧き出ることで七不思議の一つにも挙げられており、
池底から吹き上がる水泡をかたどった形から「みたらし団子」の発祥の地ともされています。
神社を南北に通る「糺(ただす)の森」を南に下ると、雑太社(さわたしゃ)と言う
ラグビーの神様を祭った社があります。
飾られていた絵馬までラグビーボールの形をしていたのには少し笑いました。
更に参道を南下して河合神社を散策。鎌倉時代の歌人で方丈記の作者でもある鴨長明は
この神社の「禰宜」に推されたにもかかわらず一族の反対にあって実現することが出来ず、
出家する元ともなった神社です。
境内には長明の「庵」が建てられておりましたが彼の無念さが少し漂っていたような。
下鴨神社の参道から南に抜け、鴨川にかかる「葵橋」を渡って、しばし南下。
紫式部の生誕地と言われている「廬山寺」の境内へ入ってざぁーっと見学。
そこからすぐ近く、京都御所の東隣りに位置する「梨木神社」に入りお参り。
梨木神社は京都三名水一つで、唯一現存する井戸のある神社です。
各自、沸き水を口に含んでおられました、実にまろやかで美味しい水でした。
梨木神社を出て、いよいよ御所のある京都御苑に入ります。
石薬師御門を入り御所の北面の築地塀の横を東西に横切るのですが、
玉砂利を敷いた広大な苑内を歩くのには結構疲れました。
御所の西側の入り口付近の御苑のレストハウス近くで昼食をとった後、
いよいよ京都御所に入ります。
入り口で簡単な手荷物検査を受け、首からカードをぶら下げながら御所内を見学。
これぞ宮殿と言った風情の「紫宸殿」や「御車寄」「御池庭」などを巡りました。
明治天皇が東京に移られるまでの500年間。天皇のお住まいとして使用されただけあって、
歴史と風格を感じるひとときでした。
その後、西の方向に歩いて二条城の中を見学し、そして最後のスポット「神泉苑」に到着。
神泉苑では、ご住職から分かりやすくて丁寧な説明を受けることが出来、理解を深めることができました。
神泉苑は、平安京遷都の794年頃に桓武天皇が造園された際の禁苑であり、
当時は大内裏に隣接する場所に広大な敷地を保有し、天皇の行幸とあらゆる行事や儀式が催されたとの由。
平安京創建時より洛中で現存するのは神泉苑と東寺のみであり、
平安京最古の史跡とのことに歴史の重みをずしんと感じるひとときとなりました。
神泉苑を西に向いJR二条城駅に全員元気に到着し、ここで歩こう会は終了となりました。
歩いた歩数は約22000歩。
さすがにみなさん足がお疲れの様子でしたが、絶好の好天に恵まれ、歴史ある古都の秋を楽しむことが出来ました。
みなさん、お疲れ様でした。
参加者は、以下の15名でした。(敬称略)
磯田 智、大岡弘和、落合善行、金澤淳三、北村柾美、
木下勝康、小林貞人、柴田喜三、杉原謹吾、鈴木健治、
曽我 健、直井一博、中嶋 清、西川 裕、野呂忠章
(記 小林貞人)
阿弥陀寺織田信長・信忠墓前にて
鴨川の土手を歩く
紫宸殿の前で
二条城にて
神泉苑にてご住職の説明を聞く
懇親会の一幕
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