全日本美術協会の公募展

奥 宗治さんが新人賞受賞

8月21日〜30日まで、東京都美術館(上野公園内)で開催中


アムステルダムの「街角」 F50油彩画

 奥 宗治さんが、全日本美術協会の公募展に応募され、みごと新人賞を受賞されました。
 受賞作は、アムステルダムの街角を描いたF50の作品。現在、上野の東京都美術館で展示されております。
 
 以下に、ご本人からの報告書を掲載します。

 私が、油絵を始めたのは最終任地であるドイツから帰国した2001年秋。以来6年間、地域の同好会(アネモネの会)に所属しながら印西市、白井市の美術会の催し物に参加して描いています。
 絵画を通じて、全日本美術協会の千葉県副支部長と知り合いになり、勧められるまま、初めて「全展」に応募しました。
 ドイツ勤務も終わり近く、どうしてもゴッホが観たくて、アムステルダムまで愛車を走らせた時のこと、目的を果した満足感に浸りつつ、美味しいものでもと、街をぶらつく内にふと出会った街角の印象をF50号に描いたものが右に掲載の絵です。
 この作品は、もともと白井アートフェスタを対象に準備してきたものですが、出展規則の改正で50号は縦のみとなり、行き場を失っていたものです。今回の応募を機会に大幅に改修改作し、とくに空、路面にアクセントをつけ、人物の表情にも気を配ってみました。
 それが良かったのか、思いがけず新人賞をいただいて驚いています。70才にもなって、新人とは、いささか照れくさいのですが、いつまでも若い気持ちを失わず活動を続けたいと思っています。”

 現在、次のとおり開催されておりますので、OB会の皆様にも、ぜひご観賞いただければありがたいと思います。
  第45回全展(全日本美術協会--後援・東京都)
  場所 東京都美術館(上野公園内)にて開催
  期間 H19年8月21日〜30日
   私は、24日と25日(授賞式)に会場に行く予定です。

 8月22日、下瀬英樹さんが観賞に行かれました。 下瀬さんの感想文を、以下に、ご紹介します。

 今回、奥 宗治さんの「街角」を拝見すべく、上野の東京都美術館に行ってきました。奥さんからいただいた絵葉書でも素晴らしい絵だということは、事前にわかっていましたが、現物をみるとその素晴らしさが一段とよくわかりました。
 絵葉書ではやや明るいレンガ色になっている建物の壁の色は、作品ではややくすんだ紅色で実に良い感じ。左の建物との境の部分(電車の上)の壁の色など、細部にまで細かい神経が行き届いているのを実感しました。奥さんは、全日本美術協会の会友に推挙されている由。今後の一層のご活躍を期待しております。

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