「三菱樹脂の思い出」
小原眞二
長浜工場歌A面、長浜工場音頭B面のレコード45rpm ドーナツ盤
歌:コロンビアローズ、島倉千代子、作曲;米山正夫、市川昭介
作詞;西沢 爽、振付:榊原帰逸、レコード盤;コロンビアレコード
1.「太湖寮の思い出」(寮母さんと女子職員たち)
「曾呂利新左衛門」の作と伝えられている長浜太湖寮の庭園は管理も行き届いていて
特に朝の庭園の美しさは人の心を癒してくれ、今日一日の頑張る気持が湧き出てくる。
2.長浜工場出張
(北陸本線経由3等寝台車連結急行「能登号」金沢行き)
東京〜長浜間
昭和36, 7年頃長浜工場で会議のある時は、東京発夜行3等寝台車連結、急行能登号金沢行きに乗る。
3等寝台の」上中下段の上段へ梯子をよじ登り天井に頭をぶつけない様に注意しながら細長い寝床に横になる。
短い継ぎ目レ−ルのガタン,ゴトンのリズムが子守唄に変わり何時しか眠りにつく。
翌朝米原付近で目が覚め米原駅から北陸本線に入る。
途中 坂田―田村―長浜の順に停車、坂田―田村間で牽引の直流電気機関車から交流の機関車に交換する。
長浜駅ホームの横長の洗面所で洗顔、身なりを整えて太湖寮へ向かう。
各場所からそれぞれ担当者が集まって来て、朝の庭園を眺め皆で太湖寮自慢の朝飯をいただく。
3.特別メニューの厚焼き卵
朝食の定番として生卵が付いてくる。当時小生、生卵かけご飯は苦手だったので寮母さん、
女子職員にお願いして特別に砂糖入りの厚焼き卵を調理していただいた。
今もってあの味は忘れられない。
若気の至りとはいえ我儘をきもに銘じて反省している。
4.門限時間大幅に破り、寮母さんより大目玉をいただく
ある時、久しぶりに他場所の仲間と夜の打ち合わせ?に、
ついつい門限時間を大幅にオーバー、寮母さんは寝ないで玄関の戸を開けて待っていた。
その折、それはそれはきついきついお叱りをいただいた。
寮母さんの太っ腹に収めて頂いたせいか、勤労からはお咎めはなかった。
時折太っ腹を思い出す。感謝!
これも、若気の至りとはいえ申し訳ないと今でも肝に銘じている。
5.夏の寝床、ツマグロヨコバイ(浮塵子(うんか))の大発生(蚊帳吊りと収納)
昭和36年頃の夏の夜は蚊帳を吊る。
10 畳以上の部屋の蚊帳吊りは殆んど見かけなくなったが昔は風情あり懐かしく思い出す。
これらの作業は男子職員がやってくれていたと思う。
大型の蚊帳は吊る作業と収納作業は重労働で、たまにお手伝いをした様な気もする。
あの頃は蚊の他にツマグロヨコバイが大発生して、刺されると赤く腫れて痛がゆい。
これらの風景を懐かしく思い出している。 ※(浮塵子(うんか))稲の大害虫
6.その他(写真添付)
長浜工場歌A面、長浜工場音頭B面のレコード45rpm ドーナツ盤
歌:コロンビアローズ、島倉千代子、作曲;米山正夫、市川昭介
作詞;西沢 爽、振付:榊原帰逸、レコード盤;コロンビアレコード
たまに昔を思い出し口ずさんでいる。
以上
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