長浜支部「第16回歩こう会」

大津京のいにしえの都をあるく

平成20年6月3日(火) 参加者 16名


 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
崇福寺跡にて記念写真

 前日より雨模様の天気。世話役が中止か実施か困惑するも、午後には晴れるとの予報をもとに実施を決定。
 参加者16名がJR、京阪電鉄を乗り継ぎ、大津の京阪滋賀里駅に降り立つ。 待ち受けていた大津ボランティアガイドの中村氏とともに、小雨の中を傘をさしながらウォーク開始。
 今回は、いにしえの近江の都、天智天皇により遷都からわずか5年で廃都された大津京を訪ねることとした。

@旧山中越の途中にある滋賀の大仏
 鎌倉時代の作、高さ約3m、石像の阿弥陀如来。道中の安全を守る。
A崇福寺跡
 大津へ都を遷した翌年に天智天皇が建立。大津京を守る四つの寺の一つ。
B南滋賀町廃寺跡
 大津京にゆかりのある寺と推測される寺跡
C近江神宮
 大津京ゆかりの地に鎮座し、祭神は大化の改新を断行した天智天皇。
 毎年正月に行われる百人一首のかるた取り日本一を決める大会が行われる場所でもある。
 天智天皇により、始めて日本で時計(水時計)が作られたことにちなんで、時計博物館が併設されている。
 時計博物館を見学後昼食。
 昼食をはさみ、予報通り雨も止み快適なウォークとなる。
D近江大津宮錦織遺跡
 天智天皇が遷都したという大津宮跡(内裏があった場所)と確実視されている。(国指定の史跡)
 民家をはさんで約80m南方に内裏の南門跡がある。
E皇子山古墳
 大津京とは関係しないが、県下で最古の古墳でめずらしい前方後方墳。この場所は琵琶湖の眺望もよく雨上がりの景色はすばらしいものであった。
F法名院(フェノロサの墓)
 三井寺の北院のひとつで、琵琶湖を借景とする美しい庭園を有する。日本美術の素晴らしさを世界に紹介したフェノロサの墓がある。
G新羅善神堂
 新羅明神を祭る。足利尊氏が再建。三間四方の流れ造りで屋根は檜皮葺きの美しい建物で国宝に指定されている。
H弘文天皇陵
 壬申の乱で大海人皇子(のちの天武天皇)と皇位継承を巡って争い、悲惨な最期を遂げた弘文天皇(大友皇子)の墓陵。
I大津市歴史博物館
 大津京をはじめ、早くから豊かな歴史と文化を育んできた大津の歴史を伝える博物館。
 これを最終の見学場所とし、京阪皇子山駅へと歩を進める。15時30分終了。

 この後恒例となった有志による、反省・親睦会を開催。約1時間の懇親でのどを潤し、長浜へ。

今回の参加者16名(敬称略)
 磯田 智、岩根信次、大村元孝、北村柾美、北川浩生、木下勝康、後藤健二、小林 守
 鈴木健治、中村利之、野呂忠章、橋本 健、広瀬 毅、村上孝司、森川栄壽、世森幹治
                                                        (磯田 智 記)

小雨の中をウォーク開始 大津宮内裏跡にてガイドの説明
法明院の庭園にて 恒例の反省・懇親会風景

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