フォトクラブびわこ

第2回撮影旅行「木曽駒ヶ岳付近の大自然を撮る」

平成19年9月18〜19日 参加者 6名


 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
湧き上がる雲をバックに記念撮影  乗越(のっこし)浄土にて
千畳敷カールを撮影中

 フォトクラブびわこは、第2回の撮影会を中央アルプスの至宝千畳敷カールや木曽駒ケ岳付近での大自然をテーマに2日間の撮影旅行を実施しました。
 7月の例会(7月14日)で、会員の皆さんより年1〜2回は、ぜひ撮影会を実施しようとの意見が多く、岩井さん、武藤さんが中心に旅行の企画、予約、情報収集と精力的に活動していただきました。おかげでたくさんの感動的な光景に出会い、写真技術を随所で習得し、また会員同士のコミュニケーションがお大いに図れた有意義な撮影旅行でした。

 今回、切り取った主な撮影ポイント
 1.日本を代表する「千畳敷カール」(カールとは山地の傾斜に生じたお椀型の窪地)に展開する高山植物とお花畑
 2.中央アルプスから望む雲海と富士山、そして感動的な日の出
 3.標高2900mでの湧き上がる雲とドラマチックな夕日
 4.夜間での星の光跡撮影・・長時間露出に挑戦

 <1日目のトピックス>
 初日の撮影は中央アルプスの主峰木曽駒ケ岳の懐に広がる千畳敷カールと高山植物、少々気は早いが紅葉の撮影だ。幸い天気にも恵まれ、大自然を存分に切り取り撮ることができた。
 ホテルに到着し、まずは駒ヶ岳神社で全員安全祈願を行った後、本日の撮影ポイント、注意事項、夕食時間の確認を行い、最も期待される眺望抜群の乗越(のっこし)浄土に向かう。
 千畳敷カールを撮影中、カールへ一旦下り、宝剣岳(ほうけんだけ)東側直下の八丁坂を経由して、急な山腹を登る。普段運動不足の我々には非常に堪える。
 ようやく目的の場所にたどり着き、早速記念撮影を行う。360度すばらしい山岳展望だ。湧き上がる雲、赤く染まり始めた夕空。連写音が鳴り止まない。約1時間の撮影後、雄大な景色に別れを惜しみつつ下山する。まだまだ今日の撮影は終わらない。
 夕食後、夜空に輝く星の光跡撮影だ。まずは北斗七星を目安に北極星探し。なかなかそれが見つからない。暗くて思うようにフレーミングや操作ができない。モタモタする間に、ようやく暗闇にも目が慣れてきて、長時間露出の「バルブ撮影」開始。楽しいひと時であった。

 <2日目のトピックス>
 日の出予想時刻は5時30分。4時30分には暗闇の中を撮影ポイントに向かって山を降りる。かすかな明かりで雲海が見えた。スバラシイ!三脚を立て、まだ明けやらぬ東の空にカメラを向けて撮影開始。ようやく赤みがさして来た。もうすぐ日の出だ。いっせいにシャッターを切る。フイルム交換がもどかしい。カメラ位置が上下、左右に動きまわる。息つく暇もない。雲海は徐々に赤く染まってゆく。
 ようやく一段落。今度は朝日で赤く染まった反対側の千畳敷カール、宝剣岳の撮影を行う。次いでカール内の遊歩道を散策しながらお花畑の主役たちを撮影。紅葉には時期的に早くナナカマドの真紅、ダケカンバの黄金色は見られなかったが、次回に期待したい。

 帰りは、ロープウェイからの下山に始まる。点在する滝のすばらしさにあらためて感動する。菅の台バスターミナルに到着後、すぐ近くの日帰り温泉施設「こまくさの湯」に入館。広々とした大浴場、サウナ、薬湯などがあり、なめらかな露天風呂につかり、さわやかな秋風とともに今回の撮影旅行の疲れを癒す。
 昼食は地元でもっぱら評判のそば屋が近くの光前寺前にあると聞き早速直行。今回の撮影旅行の締めくくりとして、テーブルを囲み、思い思いの感想をみんなで話し合い、これからのフォトクラブの発展を誓いあった。
 次回11月の例会はどんな傑作が発表されるか今から楽しみである。

 参加者は以下の6名でした。
  岩井文雄、武藤幹男、溝口厚雄、福原良一、清水茂樹、石丸孝
                                (石丸 孝 記)

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