フォトサークル2000
裏磐梯撮影会 平成19年3月6日〜7日
於、福島県北塩原村裏磐梯 参加者7名
(顔の部分にマウスポインタを合わせると名前が出ます 敬称略)
宿舎にて記念撮影
フォトサークル2000としては始めて、福島県裏磐梯にて厳冬の世界を被写体に1泊2日で撮影会を行った。
裏磐梯は大小の湖沼群を抱え、四季折々に幻想的な風景を与えてくれることで多くの写真愛好家が訪れるところである。
初日7時30分、JR高速バスで新宿を出発。猪苗代経由で裏磐梯に向かう。
今年は暖冬のためか、雪は例年の半分以下とのことであるが、現地に近づくにつれ雪は増してくる。また、天候は前日の春の嵐の後、冬型に逆戻りで、雪がちらつき、風も少し強くなる。
宿舎のペンションに13時頃到着。少し休憩の後、最初の撮影ポイント桧原湖北岸に向かう。ここは当然、湖面は氷結している。かなりの数の埋没林が冬場の水位低下のため、湖面の氷を突き破るかの如く頭を出している。何か別世界に来たような光景である。
雪と風が強くなる中、各自思い思いの場所でシャッターを切る。時折、陽が射すこともあるが厳しい撮影条件である。徐々に湖岸から氷上に場所を移し、被写体に接近して撮影する。
約1時間撮影の後、次の撮影ポイント長瀬川上流に向かう。途中で車を降り、徒歩で約200メートル、渓流沿いの雪道を足をとられながら歩き、16時頃無事到着。
小さな沼地は部分的に氷が張り曲線模様を描き、対岸の積雪した斜面と林を背景にして、なかなかの景観である。ここで約1時間ほど撮影し、初日の撮影は終了。
宿舎に戻り入浴。夕食は和風料理に少しお酒も入り、明日の早朝撮影のために英気を養う。
翌朝4時30分起床、5時出発。天候は雪が舞っているが、ところどころ雲の切れ間はあるようである。秋元湖西岸に5時40分頃到着。
各自、撮影場所を確保して日の出を待つ。雪と風が少し強い。時間の経過とともに空が白み、対岸が明るくなる。湖面は、手前は氷結していて、沖の方はさざ波が立ち、形の良い小島が点在していて良いロケーションである。
6時20分過ぎ、空がさらに明るくなり、対岸の雲の切れ間から太陽が少し顔を出す。雲のカーテン越しのために、風情のある風景が現れる。湖面も光で輝いている。
6時50分頃まで撮影し、次の撮影ポイント長瀬川中流へ移動し、渓流の雪坊主やツララ等を撮影。
最後は、曲沢沼にて雪と氷と沼への木々の映り込みを撮る。雪と風が強まる。
8時40分頃撮影終了。宿舎にて朝食。しばし休憩の後、帰り支度をし、全員無事帰路に着く。
今回は、わずか1泊2日の撮影会であったが、冬の厳しさの中で自然が与えてくれた素晴らしい景観と造形美に感謝。今年の秋の紅葉もここでとの要望が強く、ペンションに予約。
なお、今回の成果は、来年のOB会作品展に発表の予定です。ご期待ください。
参加者は、以下の7名であった。
青山新太郎、久保秀雄、永松啓至、廣江昭道、柳澤知男、山崎 勲、吉井道郎
(永松啓至 記)
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