佐藤 勇さんが上海宝菱社を訪問

上海宝菱塑料制品有限公司訪問記

平成23年11月2日(水)


 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
上海宝菱社前で記念撮影
新社屋全景

 11月1日〜4日の間、上海・蘇州の旅の途次、昨年11月に新築移転したと聞いていた上海宝菱社を、11月2日に訪問した。
 多田総経理(社長)、聞管理部門長、横田物流材統括部長から“歓迎光臨”され、懇切丁寧な説明を受けた。
 たまたま、前宝菱社総経理の山岸中央化学専務が部下を連れて来社されており、共に旧交を温めることができてよかった。

 右の写真は、左から 多田社長、小生(佐藤)、山岸中央化学専務、横田部長、聞部門長

 新社屋は、敷地面積4万u、建屋面積3万u(二階建)で、建屋面積で旧社屋の1.8倍の堂々たる姿である。
 従業員数約700名(内社員170名)で、設備は、大型成形機約12台、小型成形機約36台と、それぞれの塗装ラインと組み立てラインで運営されている。インジェクション工場としては、かなり大規模である。

 また、来年から生産を開始する、クォードラントポリペンコ・ジャパンのMCナイロンの委託生産工場の建設も敷地内で進んでいた。

 事務所の雰囲気は、昔と比べると格段に明るくなっており、これは多田社長の人柄によるところが大である。
 業績は、創業時の数年を除いて、利益をあげ続けているとのことで、多田社長以下社員の皆さんの努力に敬意を表したい。
 今年は、これまでの最高益に近い利益をあげるべく臨んでいるが、タイの洪水による部品不足のため顧客の生産が滞ったり、大型テレビの受注が減少するなどの影響で、達成はかなり厳しそうである。
 いずれにしても、上海宝菱社は、三菱樹脂で最初の中国進出事業であること、当初は日中合弁であった事業が、現在は日本側独資となったことなどから、OBとしては、中国13億人の巨大市場に対して、獅子奮迅の戦いを挑んで、成果をあげてほしいと願うこと切である。
                                                 (佐藤 勇 記)
正門横から見た工場建屋 大型成型工場

旅行バックナンバー案内に戻る