第20回「四季の彩り」写真展

平成19年1月12〜18日 於、東京銀座・富士フォトサロン


 青山新太郎さんと永松啓至さんが、昨年に引き続いて今年も、銀座・富士フォトサロンで開催された「四季の彩り」展に出品されました。
 この写真展は、約400名の会員を擁する日本写真連盟の主催になるもので、毎年この時期・この会場で行われていますが、今年は第20回という区切りの年とあって、展示されている作品も力のこもったものばかり、来場者数も延べ2万人を越す盛況だったとのこと。会場に来ている人たちも、作品がかもし出す熱気に魅せられたように、熱心に見ておられました。
 青山さんの作品は、西伊豆・堂ヶ島海岸で撮影された「浪の叫び」。岩に寄せた大きな波が砕け散る瞬間を写した見事な作品で、今年の「四季の彩り」展のポスター・案内状の掲載写真に選ばれています。
 永松さんの作品は、横須賀市長井の海岸で撮影された「波涛」。岩に押し寄せる大きな波を、正面から画面一杯に写したもので迫力抜群。永松さんのお話では、撮影の終わり近く、大きな波が来た瞬間をうまく撮りこめたとのことで、私もその迫力に圧倒されました。
 今年は、期せずして青山さん・永松さんとも主題が「波」になっていますが、お二人とも日本写真連盟やOB会などの撮影会で、幅広い対象に鋭い目を常に注がれていることはご存知のとおり。今後の、さらなるご活躍を期待させる展覧会でした。
                                              (下瀬 英樹 記)

「浪の叫び」 西伊豆・堂ヶ島海岸(青山新太郎作) 「波涛」 横須賀市長井の海岸(永松啓至作)
会場にて、青山新太郎さん 会場にて、永松啓至さん

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