平成22年OB会定期総会報告

 平成22年6月4日(金)長浜工場
 

総会始まる

鳥居会長がご挨拶

岩田常任幹事が会務報告

総会風景

小林長浜工場長が経営状況説明

山東工場見学

懇親会で、吉田社長がご挨拶

                 

 OB会定期総会報告
  平成22年6月4日(金)
  長浜工場・商品開発研究所3階会議室
  総会 出席者104名
  司会進行 岩田常任幹事

 [1] 鳥居会長挨拶

 従来、総会は5月の第3ないし第4金曜日に開催してきましたが、三菱化学のOB会と昨年重なりましたので、今年から6月の第1金曜日に変更した次第です。
 本日は、長浜工場で総会を開催することとなりました。なお、懇親会は昨年完成した大志館で行います。
 さて、三菱樹脂OB会は、平成2年10月1日に、会員183名で発足し、平成12年5月26日が10年目で453名となり、その折に「OB会ホームページ」が披露されました。したがいまして、今総会は、20年目の記念の総会となります。先だって幹事会で相談した結果、この機会に、過去20年の資料をまとめて保存すべく、これから作業部会で取り進めることといたしました。
 さて、OB会の一般会計は、毎年、約400千円の赤字を続けていますので、総会はじめ各種行事の案内をメール主体に切り替えましたが、それでも足りず、第2基金1,000千円を取り崩し、一般会計に組み込みました。今後も、通信費の節減を図るため、メール主体で案内申し上げますので、皆様にはご理解、ご協力をお願いいたします。

 ところで、OB会の皆様は、さまざまな活動で楽しんでおられることと思いますが、本日紹介したいのは、4月に出版された白崎勝様の「たかとりが明かす日本建国」です。
 白崎さんは、クーリングタワーの研究開発で活躍されていましたが、その傍ら、日本列島の山々を綿密に現地調査し、書物にまとめられたことに敬意を表します。

 後刻、役員改選の案件でお計りしますが、常任幹事の加藤進様と岩田幸三様が退任されることとなりました。両氏は、平成14年5月より8年にわたり、OB会の発展にご尽力願い、ここに感謝申し上げます。なお、後任には、山本猛様にお願いしたいと思います。また、新任の幹事に山谷彰浩様を推薦しましたので、よろしくお願いします。
 結びに、本総会に当たり、三菱樹脂ならびに関係会社各位よりご祝儀を頂戴したことをご報告し、この場を借りて厚くお礼申しあげます。

 [2] 会務報告 岩田常任幹事
 1)物故会員報告
   昨年度は12名の物故者がおられ、その御霊に全員で黙祷しご冥福をお祈りした。
 2)傘寿お祝い贈呈報告
   21名の方にお祝いを贈呈した。
 3)会員現勢報告
   平成22年3月末現在会員総数は、昨年に比べ22名増の679名、内新入会員34名。
 4)平成21年度OB会決算報告
   平成21年度定期総会収支決算報告。OB会基金決算および予算報告。
   平成22年度OB会予算説明。
 5)谷口会計監事から監査報告
 6)役員改選の件
   山口 滋大阪支部長が退任され、代わって、熊倉 寛氏が就任された。
   加藤 進および岩田幸三両常任幹事が退任された。
   代わって、山本 猛幹事が常任幹事に就任された。
   山谷彰浩氏が幹事に就任された。
 7)前記の決算、予算、役員改選の諸議案について出席者全員異議なく、ご承認を得た。

 [3] 山東工場見学
 総会開催に先立って、58名が参加して、山東工場見学会が行われた。長浜からバスで移動、本事務所2階会議室で、小林貞人工場長および藤原一芳総務部長から、工場概況・PETフィルム事業の説明を受けた後、2班に別れ、工場幹部の案内で、4D工場の内部を見学、さらに、バスで移動しながら5〜7D工場、コーティング工場などを見学した。

 [4] 三菱樹脂経営状況説明 
 総会終了後、小林貞人長浜工場長から、新三菱樹脂社の、平成22年3月期の経営状況について、詳細な説明があった。  

懇親会(長浜工場 大志館) 出席者112名 
 司会進行 森川栄壽長浜支部長

 開会挨拶 鳥居会長 

 吉田 宏社長ご挨拶
 皆さん今日は。昨年5月、平塚でOB総会が開催され、お招きいただきましたが、その際、来年は、長浜に新研修センターができますので、ぜひどうぞと申し上げました。お約束どおり、今回、ここ長浜「大志館」で、OB総会が開催でき、また、皆様のお元気そうなお顔を拝見でき、非常にうれしく思います。
 さて、世の中の状況は、なかなか予断を許さないというところが正直なところで、2008年4月、新生三菱樹脂が発足した時の状況に比べて、ただ今は、ざっくり言って、8割か9割の間のレベルにあるという状況です。
 本日、山東工場をご見学いただいた方もおられると思いますが、ポリエステルフィルム事業のフラットパネルディスプレイは、韓台中で飛ぶように売れ、在庫がほとんどないという状況です。非常に苦しい事業もある中、まさにV字型回復して頑張ってもらっているところです。
 一方では、3年半くらい前から、ライフライン、公共投資関連など非常に苦しい事業も持っているわけで、そういった分野を、昨年以降、ダウンサイジングしたり、合理化したりしてしているところで、残念ながら、この長浜でも発祥の事業である管材の事業を一部たたんで、ということもやらざるを得ない。従業員の方、関係会社の皆さんにもご苦労をお願いしながらも、企業存続のため、みんなで力を合わせてやっている最中で、言ってみれば、まだら模様の状況です。
 一昨年度はやむなく赤字でしたが、昨年度は、かろうじて黒字を確保できました。でも、やっと息ができた程度で、ちょっと大きな波が来ると、また息ができなくなるという、決して安心できない状況です。そういう状況の中で、削るものは削り、サイズを下げるものは下げるということをやってきたわけです。
 そうはいっても、ここで企業を終わるわけではなく、10年先、20年先のことも考えて、前向きの施策もやりましょうということで、いろいろな取り組みもやっております。
 その一つが、この「大志館」の建設。その他、長浜関係でいえば、最近注目されているバッテリー関連の「バッテリーセパレーター」の大型投資、筑波では、バリア性を千倍以上改良したXバリアフィルムの開発、直江津では、三菱化学との共同開発で、現在、日経BP技術賞を獲得して注目を集めている、ゼオライト水蒸気吸着材「AQSOA」を応用加工した吸着式冷凍機の量産設備の立ち上げ、さらに、ダイアモールディング社がスロバキアで射出成型工場を建設など、将来のために何とかやっていこうということで頑張っているところです。
 その他、組織変更や、人の融和のための流動化策も考えており、この7月からは、販売会社として、「三菱樹脂販売」という販売新会社を発足させる予定。市場に近い商品群、ライフライン関連の管材、プレート、タンクタワーなどメンテも含めて、年商500億円くらいの会社。4〜500人が新社に移って、より顧客に近い、ニーズに応える、地域密着型の販売をやっていこうという体制見直しの動きを進めているところです。
 そのようないろいろの手を打ちながら、本年度は、3桁台の億円の営業利益の確保を目指すという方針で、役員も含めて、より緊張感を持ってやっていこうと考えています。ぜひ、皆様方にも応援をしていただきたくお願い申し上げる次第です。
 さらに、日本ポリペンコの親会社であるエンプラ最大手のクオドランドの戦略的子会社化、三菱レイヨンの三菱ケミカルホールディンググループへの参加等の説明もあり、グループ内の事業領域の拡大に伴い、今後、今まで以上にコラボレーションが図られればいいなと思っております。 

 乾杯・懇談
 昭和25年入社で、入社60年を迎えられた高橋義衛様のご発声で乾杯し、懇談に移った。

 中締
 参加者第2長老の小林一好様のご発声で、三菱樹脂社ならびにOB会のさらなる発展を祈って、一本締めでお開きとなった。

 総会and/or懇親会出席者 (118名)
(会社)吉田 宏社長、中西英二常務、小林貞人長浜兼山東工場長、高田裕治浅井工場長、渡辺晴一長浜工場総務部長
(本部)鳥居正義会長、高橋義衛顧問、宮部義一顧問、菅澤武彦顧問、神尾 章顧問、井伊國裕、岩田幸三、小花秀一、鹿島静哉、加藤 進、神田 隆、坂本堅一、佐藤 勇、佐藤昌二、佐藤洋介、下瀬英樹、谷口勝利、柘植 茂、中川芳高、原口尚武、平松 久、松井武久、松内俊夫、宮下和久、森 邦彦、森本 登、柳沢 寿、山本 猛、山谷章浩
(長浜)磯田 智、岩井文雄、岩田正博、岩田由春、氏原建二、大竹欣祐、大辻一紘、大村元孝、尾本光弘、垣見源一、梶間加弘、梶 道信、片岡幹亘、金田良吉、神部勇作、岸本一郎、北川半二、北村柾美、木下勝康、草野政蔵、雲出誠一、後藤健二、小林一好、佐伯清忠、坂上 聡、澤田正行、塩津正夫、品川泰之、柴田弥蔵、下田篤生、鈴木健治、武田了久、立石 尭、田中幸雄、堤 賢三、外海金太郎、富岡秀雄、中嶋 清、中村利之、西沢芳朗、西島藤夫、野田和久、野村勝彦、馬場智章、東田昭一郎、広瀬 毅、藤居勇治郎、藤居和一郎、藤田 稔、松宮正之、溝口厚雄、三田村勇、三橋勝三、宮澤 勉、武蔵秀夫、武藤 実、武藤幹男、村上孝司、森 隆男、森川栄壽、山田孝夫、弓削郷史
(大阪)岡本益弘、奥田公具、押切 繁、加藤敏雄、熊倉 寛、西本郁夫、平井 穣、松野 敏、松本 弘、山口 滋、山本 功
(名古屋)伊藤 壽、小山良郎、谷口厚生、中島次郎、円山普薫、森田 明
(九州)甲斐國紘、川野秀正、桑村倬正、相馬義一、田中一英 

森川長浜支部長が司会進行

高橋義衛さんの乾杯で懇親会始まる

新装なった「大志館」での懇親会風景1

新装なった「大志館」での懇親会風景2

新装なった「大志館」での懇親会風景3

参加者第2長老の小林一好さんが中締め

 

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