平成23年OB会定期総会報告

 平成23年6月3日(金)平塚工場
 

総会始まる

鳥居会長がご挨拶

山本常任幹事が会務報告

総会風景

小澤平塚工場長が経営状況説明

日本ポリペンコ社新工場見学

AQSOA工場見学

懇親会で、吉田社長がご挨拶

                 

 OB会定期総会報告
  平成23年6月3日(金)
  平塚CSセンター3階研修室
  総会 出席者67名
  司会進行 山本常任幹事

 [1] 鳥居会長挨拶

 はじめに、このたびの東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様に深くお悔やみ申し上げます。
 また、被害に遭われ故郷を離れて、いまだ避難所で暮らしておられる多くの方々に、心よりお見舞い申し上げます。
 さて、昨年の総会でお約束しましたOB会の「20年のあゆみ」が、12月末に、関係者のご尽力で完成することができました。その一部を総会の最後にご披露いたします。
 次に、OB会の財政につきましては、毎年、約50万円弱の赤字を続けていまして、この総会で、第1基金の一部取り崩しを提案いたしますので、ご審議のほどお願い申し上げます。
 また、永らくOB会の事務局を担当していただいていました矢作憲三様が、3月末で退職されましたので、後任に久保博文様、都筑二三枝様にお願いすることになりましたことを、ご報告申し上げます。矢作様には事務局の役割を的確、迅速にこなしていただき、この席で、皆様とともにお礼申し上げます。
 ところで、今回の大震災で、自然を人間が操れると思っていた驕りが打ち下され、原子力発電の安全神話は崩壊しました。
 幸いにも、世界各国から日本国民の従順で、忍耐強い対応が賞讃されたことで、いまさらながら日本人の美徳を再認識させられました。
 結びに、本総会に当たり、三菱樹脂ならびに関係会社各位よりご祝儀を頂戴しましたことをご報告し、この場を借りて厚くお礼申しあげます。

 [2] 会務報告 山本常任幹事

 1)物故会員報告
   昨年度は20名の物故者がおられ、また今回の東日本大震災でお亡くなりになった方々を含め、その御霊に全員で黙祷し、ご冥福をお祈りした。
 2)傘寿お祝い贈呈報告
   15名の方にお祝いを贈呈した。
 3)会員現勢報告
   平成23年3月末現在会員総数は、昨年に比べ7名増の686名、内新入会員29名。
 4)平成22年度OB会決算報告
   平成22年度定期総会収支決算報告。OB会基金決算および予算報告。
   平成23年度OB会予算説明。
 5)谷口会計監事から監査報告
 6)役員改選の件
   今回は、役員全員留任。
 7)前記の決算、予算、役員改選の諸議案について、出席者全員異議なく、ご承認を得た。

 なお、総会終了後、宮下幹事から、「OB会20年のあゆみ」の内容に関し、ホームページ掲載内容、CD−R閲覧用の内容について、具体的な説明があった。

 [3] 平塚工場見学

 総会開催に先立って、36名が参加して、平塚工場見学会が行われた。
 12名ずつ3班に別れ、工場幹部の案内で、ショウルーム、日本ポリペンコ社の新工場、AQSOA新工場を見学した。

 [4] 三菱樹脂経営状況説明 

 総会終了後、小澤 清平塚工場長から、三菱樹脂社の、平成23年3月期の経営状況および、今後の経営計画について、詳細な説明があった。  

懇親会(平塚CSセンター内 クラブ湘濤) 出席者72名 
 司会進行 佐藤昌二幹事

 開会挨拶 鳥居会長 

 吉田 宏社長ご挨拶

 恒例のOB会総会にお招きいただき、本当にありがとうございます。皆さんのお元気な様子を拝見しまして、非常にうれしく思います。
 早いもので、大震災からちょうど80日、約3ヶ月になろうとしています。幸い、当社の従業員には直接的な被害はありませんでしたが、家族の方で、何名か被害を受けた方がおられました。OBの方々には如何でしたでしょうか?
 とにかく、まだ9万人以上の方々が避難されており、原発の先行きがどうなるかわからないなど、安心できない状況の中で、政権のもめごとがあり、まさに、国際的な責任を負った国家の危機が続いているといった認識をしなければならないと思っています。
 三菱樹脂でも、とくに東北、東日本地区で、樹脂販売の仙台支店、郡山の工場、筑波の工場の一部、関係会社の菱成樹脂、羽生の工場などに設備的な被害があったり、倉庫の商品が流されたり、移動倉庫が壊れたり、というような被害を受けました。被害金額では、直接的な被害だけで約5億円強に上っています。
 原料や電力の問題も、概ね目途がついたようですが、まだ楽観はできない状況です。
 今回は、いろんなことを学びました。サプライチェーンが切れて、これがどのくらい影響が出るかということが、震災直後にはわかりませんでした。ところが、きわめて順調な製品群の中で、実は、あそこから、これだけ買っていたということが、少しずつ出てきて、主原料はともかく、いろんな助材、添加剤などがないために、絶好調のPETフィルムが一部動かないとかの問題が出てきました。リスク管理をちゃんとやっておかなければならないという反省も含めて、いろいろ考えさせられました。
 工場の方では、自家発電機をいち早く買ったり、品質保証面から、放射線カウンターを10台くらい買いました。中国、台湾、ニュージーランドなどから、製品の放射能を測ってくれという要求があったり、新たな体験をしている状況です。
 会社の業績の方は、小澤工場長から詳細説明があったと思いますが、2010年度は予算を上回る実績を上げることができました。3年前に作った中期3年計画のターゲットには届きませんでしたが、全体としては、予算を上回る利益を上げることができました。
 事業別には、PETフィルムやアルミナ繊維、エンプラなどは非常に順調でしたが、一方、ライフライン系、高機能・機能成形、アルポリックなど、苦しんだ製品もありました。
 2011年度からは、新中期計画が始まります。今後は、経済指標だけでなく、「MOS指標」という新たな指標、すなわち、「環境・資源」、「快適」、「健康」という3本を軸に、物事や事業を評価し、あるいは目標値を作る。単に、売上げや利益だけでなく、そういう指標も兼ね備えた「KAITEKI経営」をやっていこうということです。ケミカルホールディングス全体の指標ですが、当社もそれらをやっていかねばなりません。
 6つの「創造事業」のうち、AQSOAなどの4大事業は、すでにプロジェクトを起こしており、その他、バイオポリマー、光学用フィルムなどの開発も進めています。
 今月6月14日に、ケミカルホールディングス全体の事業説明会が、メディアとアナリストを集めて行われます。今回の目玉は、三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨン3社のコラボレーションをやろうということで、すでに、水処理関係などで、新しい会社ができています。それ以外にも、いろいろやれそうなことがいっぱい出てきており、グループとしてのシナジー効果が十分発揮できると考えています。
 皆様のおかげで、ここまで成長してきました。今後さらに発展させていくのは、我々現役の仕事だと思います。新しいMPIチャレンジというのを一つの目標として、会社、グループ、個人で、それぞれ高い目標をつくって、それに向かってやっていこうと思っています。OBの皆様にも、温かい目で見ていただきたいと思います。

 乾杯・懇談
 出席者の最長老の坂本堅一様のご発声で乾杯し、懇談に移った。

 中締
 参加者第2長老の石井 弘様のご発声で、三菱樹脂社ならびにOB会のさらなる発展を祈って、一本締めでお開きとなった。

 総会and/or懇親会出席者 (74名)
(会社)吉田 宏社長、和田卓也常務、三崎正寛人事部長、小澤 清平塚工場長
(本部)鳥居正義会長、高橋義衛顧問、宮部義一顧問、菅澤武彦顧問、神尾 章顧問、赤司祐二、井伊國裕、石井 弘、石射祥光、石川治男、市村義雄、伊藤敬輔、岩崎俊二郎、岩田幸三、岡本邦雄、小倉武司、鹿島静哉、加藤 進、神谷洋一、亀田 實、木澤英雄、黒田正夫、小島和久、後藤 勤、小林邦宏、小林清甚、小松 繁、坂本堅一、佐藤 勇、佐藤昌二、清水康次、白崎 勝、高島信吾、谷口勝利、柘植 茂、辻 輝彦、豊田安鴻、鳥居幹雄、永井正義、中川実信、野崎紋壽、花田正一郎、浜田幸三、原島尚参、藤居忠雄、藤井正敬、部谷宣之、松井武久、松内俊夫、松本義次、宮下和久、門田明徳、森本 登、矢作憲三、山岸鷹雄、山本 猛、山谷章浩、米田保男、渡邊俊彦
(長浜)森川栄壽支部長、梶 道信、金田良吉、佐伯清忠
(大阪)押切 繁
(名古屋)伊藤 壽支部長、円山普薫
(九州)相馬義一支部長、安部敏朗、桑村倬正 

佐藤昌二幹事が司会進行

坂本堅一さんの乾杯で懇親会始まる

クラブ湘濤での懇親会風景1

クラブ湘濤での懇親会風景2

クラブ湘濤での懇親会風景3

石井 弘さんが中締め

 

本部各支部関連記事バックナンバー案内に戻る