平成25年OB会定期総会報告

 平成25年6月7日(金)平塚工場
 

総会始まる

鳥居会長がご挨拶

山本常任幹事が会務報告

総会風景

堀内平塚工場長が経営状況説明

ショールームを見学

AQSOA工場見学

平塚工場内を見学中の行列

懇親会で、姥貝社長がご挨拶

                 

 OB会定期総会報告
  平成25年6月7日(金)
  平塚CSセンター3階研修室
  総会 出席者66名
  司会進行 山本常任幹事

 [1] 鳥居会長挨拶

 東日本大震災から2年3ヶ月が過ぎましたが、東京電力福島第1原発では、高濃度汚染水の処理がどうなるか、また、既存の原発の再稼働については、新しい安全規準でどのように対処するか、誠に悩ましいことです。その中で、奇跡の松の木を使ってバイオリンを製作し、”津波バイオリン”として、各地で催しがされているのは嬉しいことです。
 さて、昨年秋に、管材事業の譲渡という大きな決断がなされましたが、OBの関係者はさぞかしさびしかったことと思います。
 先日、三菱ケミカルホールディングスの小林社長から、著書「地球と共存する経営」をいただき拝読しました。地球、そして人類の持続性を確保するための経営には、長期的視野で期待します。
 昨年の本部、各支部のレクレーション報告を見ますと、歩こう会、懇親会、ゴルフ、テニス、絵画、写真、作品展など、多彩な活動で喜ばしい次第です。私どもOBの強みは、時間がたっぷりあることです。好きなことを、思う存分楽しみましょう。
 5月23日、三浦雄一郎さんが80歳でエベレスト登頂の快挙をなしとげられました。”目標を持ち、チャレンジすることがあれば老いを感じない。80歳は4回目の20歳だ。”の言葉に感動しました。
 4月14日に三国連太郎さんが90歳で亡くなられ、多くの情報がありましたが、中でも驚いたのは、老人役を演ずる前に、自分の前歯を抜いたとのこと。私は昨年来、歯の治療を続けていまして、8020運動(80歳で自分の歯を20本以上残す。)を考えていたからです。
 最後に、本総会に当たり、三菱樹脂ならびに関係会社各位より、ご祝儀とお土産を頂戴しましたことをご報告し、この場を借りて厚くお礼申しあげます。

 [2] 会務報告 山本常任幹事

 1)物故会員報告
   昨年度は12名の物故者がおられ、その御霊に全員で黙祷し、ご冥福をお祈りした。
 2)傘寿お祝い贈呈報告
   11名の方にお祝いを贈呈した。
 3)会員現勢報告
   平成25年3月末現在会員総数は、昨年に比べ10名増の703名、内新入会員23名。
 4)平成24年度OB会決算報告
   平成24年度定期総会収支決算報告。OB会基金決算および予算報告。
   平成25年度OB会予算説明。
 5)後藤会計監事から監査報告
 6)役員改選の件
   森川栄寿長浜支部長が退任され、代わって、北村柾美氏が就任された。
   熊倉 寛大阪支部長が退任され、代わって、松本 弘氏が就任された。
   北村柾美および西沢芳朗両幹事が退任され、代わって、後藤健二氏、鈴木健治氏が就任された。
   松内俊夫、木村明彦両氏が幹事に新任された。
 7)前記の決算、予算、役員改選の諸議案について、出席者全員異議なく、ご承認を得た。


 [3] 平塚工場見学

 総会開催に先立って、41名が参加して、平塚工場見学会が行われた。
 3班に別れ、工場幹部の案内で、ショウルーム、AQSOA新工場、FRPプレス工場、パイプ旧工場などを見学した。

 [4] 三菱樹脂経営状況説明 

 総会終了後、堀内哲雄平塚工場長から、三菱樹脂社の、平成25年3月期の経営状況および、今後の経営計画について、詳細な説明があった。  

 懇親会(平塚CSセンター内 クラブ湘濤) 出席者77名 
 司会進行 甲田 治幹事

 開会挨拶 鳥居会長 

 姥貝卓美社長ご挨拶

 OB会総会が大変盛大に、かつ、滞りなく終わられたということで、心からお祝い申し上げます。また、今日は、三菱樹脂の現役の多数を、総会にお招きいただき、あらためてお礼申し上げます。
 本日、平塚での総会ということで、多くの方に工場見学をしていただきましたが、管材事業を譲渡し、スペースもだいぶ空いているということで、OBの皆様にはご心配されておられるのではないかと思います。
 三菱樹脂の生産拠点は、現在14ヶ所あり、それらを有効活用、再活性化していかなければなりません。社内で、再活性化プロジェクトを立ち上げて検討中であり、その中で、ハイバリヤPETボトルを平塚に持ってくることにしており、また、架橋ポリエチレンパイプは、すでに東洋化学産業から平塚に移転し、旧パイプ工場で稼働中。さらに、パイプ置場の空き地の有効活用化はもう少し時間猶予をいただき、できるだけ早く、平塚の新しい姿を、OB会の皆様にもご覧いただけるよう頑張ります。
 (以下、管材事業譲渡に関連した経緯について、詳細なご説明をいただいた。)
 本題に入って、当社の現状、あるいは、今後の方向について、ご説明します。
 2008年、新三菱樹脂発足以来の売上と営業利益の推移を見ますと、2008、9年度はリーマンショックの影響を受け、残念ながら低迷。2010、11年度も、世界的景気低迷の中でしたが、PETフィルムの液晶関連で需要が大きく伸びたこともあり、やや上向きになってきました。今2013年度は、大きな飛躍を目指しておりまして、4月も順調にスタートしています。
 2011年度に、5年間の中期計画を立て、すでに2年間経過、世界的景気低迷の影響を受け、現実的には目標との差が出ているので、2013年度以降は、中味を見直し(思想は変えないが)してやっていくことにしています。2011、12年度はステップT、2013〜15年度はステップUということで位置づけています。
 ここ2年間は、構造改革を加速してきた。「再編再構築」、たとえば、ライフライン、機能成形品、軽金属、プレート、パーティションなどはなかなか苦戦している。これらの事業を浮上させ、利益を出すようにする。こういうことを2年間やってきています。
 グローバルシナジーの創出については、PETフィルムは海外で1300人が働いている。クオドラントは海外で2500人が働いている。そういうことで、海外とのシナジーをどうやって出していくかということが、非常に大きなテーマです。
 創造事業の育成については、5〜7年後の当社を支える事業、たとえば、バリヤフィルム、AQSOA、あるいは光学フィルム(リチウムイオン電池用のセパレーター)、こういう事業を育成していく。残念ながら、まだ、売り上げはあまりあがっていないが、次の樹脂を支える事業ということで育成していきます。
 今年からは、ステップU「成長・飛躍」を掲げているが、まだまだ、安定収益機能の確立が必要、事業の体質を筋肉質の体質、そういう事業の集合体にしていく、この3年間は、「安定・収益事業の確立」に力を入れていきたいと考えています。
 (以下、過去2年間に行ってきた主要施策について、具体的な説明があった。)
 グループ経営ということで、三菱化学の関連会社であったJフィルムとダイヤテックスを連結子会社にし、さらに今年に入って、油化電子を連結化しました。いずれの会社も、当社のフィルム事業、機能成形品などとのシナジーが期待できるわけで、そういう分野で仕事を広げていきたいと考えています。
 最後に、海外の展開についてですが、グループ全体でみると、人員では、44%が外国人、売上げでは、海外比率は35%に達しており、海外とのシナジーをどうやって出すかが非常に重要になっています。
 最近、当社の従業員に言っていることは、「国内マーケットはそんなに大きくならないかもしれない、しかし、国内事業がもっとも大事である。国内できっちりスコアを出さないと、海外展開ということはあり得ない。もちろん、事業によっては、国内で戦っていくものもたくさんある。そういう事業はきっちり利益を出す。」
 強い事業は、積極的に外に出ていく、そして利益を稼ぐ。伸びていくマーケットは海外、とくに東南アジアは成長のドライバー、強い事業はこれを取り込んでいく。そして、樹脂自体をどんどん大きくしていく。こうしなければ、従業員にとっては、仕事の選択肢がどんどん狭まっていくしかない。事業を大きくして、利益を大きくして、従業員が自分の実力を発揮していける職場で働いていただく、これが一つの事業のあり方だと思います。
 OB会で、今日のように先輩方に声をかけていただけるように頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。

 乾杯・懇談
 出席者の最長老の高橋義衛様のご発声で乾杯し、懇談に移った。

 中締
 参加者第2長老の坂本堅一様のご発声で、三菱樹脂社ならびにOB会のさらなる発展を祈って、万歳三唱でお開きとなった。

 総会and/or懇親会出席者 (77名)
(会社)姥貝卓美社長、和田卓也常務、三崎正寛総務部長、青木真二人事部長、堀内哲雄平塚工場長、鈴木 勝平塚工場総務部長
(本部)鳥居正義会長、高橋義衛顧問、宮部義一顧問、吉田 宏顧問、青木一男、石射祥光、岩田幸三、岩元英隆、大田和夫、大森和男、岡本邦雄、尾上昭夫、鹿島静哉、加藤欽一、神谷洋一、亀田 實、木澤英雄、木村明彦、黒田正夫、甲田 治、小島和久、後藤 勤、小松 繁、斎藤 稔、坂本堅一、佐藤昌二、清水康次、下瀬英樹、高尾健二、高島信吾、多田直美、富山憲一、豊田安鴻、永井正義、中川芳高、長谷川秀夫、畠山 明、花田正一郎、浜田幸三、原口尚武、原島尚参、平松 久、平盛秀正、伏木正起、古谷正義、部谷宣之、星川 温、牧野邦彦、松井武久、松内俊夫、三浦直恭、宮下和久、宮本拓夫、矢作憲三、山岸鷹雄、山口 一、山本 猛、山谷章浩、吉井 靖、米田保男、渡辺 至
(長浜)北村柾美支部長、富岡秀雄、西島藤夫、渡辺英一
(大阪)押切 繁、平野和彦
(名古屋)谷口厚生、円山普薫
(九州)相馬義一支部長、安部敏朗 

甲田 治幹事が司会進行

高橋義衛さんの乾杯で懇親会始まる

クラブ湘濤での懇親会風景1

クラブ湘濤での懇親会風景2

クラブ湘濤での懇親会風景3

クラブ湘濤での懇親会風景4

坂本堅一さんが中締め

会社からいただいたお土産

 
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