第12回青山水彩スケッチ画展

下瀬英樹さんが出展

平成24年2月20日(月)〜26日(日)  於、東京・京橋ギャラリーくぼた

会場風景

 下瀬英樹さん出展の第12回青山水彩スケッチ画展を拝見

 2月23日午後雨模様の中、OB会作品展の当番の合間を縫って、東京・京橋の「ギャラリーくぼた」5階で開催中の、下瀬英樹さんが出展されている第12回青山水彩スケッチ画展を訪問した。
 女性客が多く訪れていて、水彩画展らしい爽やかな清々しい雰囲気の中、熱心に鑑賞されている。
 会員19人と講師の作品を合わせて、全部で57点の作品が展示されている。
 この会に特徴的なペンを用いたシャープなタッチの建築物、風景、花および静物をモチーフにした多様な作品が透明水彩で描かれていて、目を楽しませてくれる。

 下瀬英樹さんの作品は、自然風景を対象にした「宝剣岳遠望」、「駒ヶ根高原 大沼湖」の2点である。
 2点とも、昨年9月中旬に山歩きをされたときに印象に残った風景を描かれたものだそうです。
 「宝剣岳遠望」は、中央アルプスの主峰宝剣岳のピークを左上に配し、その裾に拡がる千畳敷カールを含めて雄大に描かれている。
 「駒ヶ根高原 大沼湖」は、高原の湖沼の静かな佇まいが黄葉、背景の山並みと空の湖沼水面への映り込みを活かして表現されている。
 2点ともに、他の作品に比べて淡彩の特徴を活かして描かれていて、観る者の気持ちを和ませてくれる作品に仕上げられている。
 この後、もう一度全体の展示作品を拝見し、今後のますますのご活躍、ご発展を期待しながら会場を後にした。
                                         (永松啓至 記)
宝剣岳遠望 駒ケ根高原 大沼湖

絵画と写真バックナンバー案内に戻る