本部地区第60回歩こう会

都電「荒川線」に乗る

平成20年10月2日(木)     参加者 27名

 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
飛鳥山「紙の博物館」にて記念撮影
都電「荒川線」の電車

 心配していた台風が消滅して、爽やかな秋晴れの気持ちのいい午後になった。
 日比谷線三ノ輪駅に集合して、すぐ近くの浄閑寺へ。ここは投げ込み寺という通称があり、江戸時代1655年ころから明治初期まで、新吉原の遊女の死体が投げ込まれたという。
 その数2万有余、平均年齢21歳という。慰霊塔、永井荷風の文学碑を見た。

 日光街道を渡り、すぐに都電荒川線の終点駅、三ノ輪橋電停がある。
 線路に平行してジョイフル三ノ輪商店街が延びている。大正時代からつづく商店街で、戦災を免れたため、戦前創業の店もあるらしい、どこか懐かしい街並である。
 横丁の路地がNHKの朝ドラ「瞳」の舞台を偲ばせる風情があった。ここで各自、焼き鳥、ラーメンなど軽く昼食を摂った。

 さて、本日の目的の都電に乗る。現在都内で路面電車が残っているのは荒川線と東急世田谷線だけ。荒川線は三ノ輪橋から早稲田まで12.2kmを、時速13kmで運行している。
 三ノ輪橋から飛鳥山まで16の停留所を約30分乗車、チンチンという音がなんとも懐かしい。また、途中の乗降客が多く、庶民の足として重宝されていることがうかがえる。
 飛鳥山では、「紙の博物館」を見学した。元館長(元王子製紙勤務)で石橋さんの同級生、藤原さんに特別にお願いして案内してもらった。さすがに専門家の説明で、紙の歴史、製紙業の現状など、大変興味をもって勉強することができた。ここで集合写真撮影。

 再び、飛鳥山から庚申塚まで4停留所を乗車。駅名の庚申塚は、すぐ近くの猿田彦を祀る庚申堂に由来する。
 ここから巣鴨駅までの旧中仙道が巣鴨地蔵通り商店街となっている。話題の赤い下着を売っている店を眺めたりして、ぶらぶら歩きで高岩寺(刺抜き地蔵)にいたる。境内の洗い観音に水をかけて身代わりの願をかけ、門前の塩大福を買ったところで、一旦解散した。
 
 巣鴨駅前の居酒屋へと場所を移し、懇親会となった。本日が初参加の平盛さんの発声で乾杯。渇いたのどにしみるうまい1杯目の後は、例によって呑み放題を楽しんだ。最後は最長老の香川さんの締めで閉会とした。

 参加メンバーは、次の27名でした。
  石橋正康、市村義雄、香川重雄、亀田 実、木原仁博、栄 洋一、坂本堅一、佐藤 勇、塩沢敏行、下瀬英樹
  高橋義衛、柘植 茂、豊田安鴻、鳥居正義、中川実信、原田浩次、平盛秀正、藤井正敬、橋田 理、松内俊夫
  村上錠作、谷澤元泰、山岡 威、山本 猛、吉井 靖、吉野貴士、加藤 進
                                           (加藤 進 記)
なお、写真は、石橋さんと柘植さんの写真を使わせていただきました。   
  
飛鳥山「紙の博物館」を見学高岩寺(刺抜き地蔵)にて 「洗い観音」に水をかける

歩こう会バックナンバー案内に戻る