本部地区第56回歩こう会

横須賀まちなか散歩と猿島を探訪

平成19年10月17日(水)   参加者 23名

 ( 顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます 敬称略)
日本海海戦の戦艦「三笠」で記念撮影

 前日の予報に反して、爽やかな天気に恵まれて気持ちのいい午後になった。
 車窓からグレーに塗られた自衛艦が見えて停車したのがJR横須賀駅であった。
 地元の数人を除いて、初めて横須賀駅に降りた人が多く、みなさん早い目に集合。
 今日は、横須賀市のボランティアガイドさんが付いてくれることになっていて、赤いユニフォームのガイドさん3人を紹介。
 目の前のヴェルニー公園から出発した。公園は横須賀本港を見渡す湾岸にあり、左手に海上自衛隊の基地、前方に米軍の基地と、それぞれの艦艇が見える。
 海上自衛隊の桟橋に、オレンジ色の南極観測船「しらせ」が舫ってあり、米軍基地にはイージス艦が、隣接して日本の潜水艦が見える。さらに日本最古のドライドックが3基、幕末にフランス人技師のヴェルニーが築造したものが残っている。そして今立っている公園は旧海軍基地の表玄関であったと。
 幕末から戦前、そして現在、横須賀の歴史の重みが一望できる感じがする。幕府から明治政府へ、日本帝国海軍からUS-NAVYへ。
 公園から横須賀芸術劇場(この場所は旧海軍のクラブがあった)側に渡り、ドブ板通りを歩く。戦前、工廠の厚板を譲り受けて舗装に使ったという商店街は、戦後になると、ネイビー達の飲み屋(何でも1杯500円?)や、お土産として始まったパラシュートの布地を使って刺繍を施したスカジャンの店が並ぶ。
 通りが尽きると、今度は大通りを渡って、ネイビーのクラブが米軍基地のゲートに接している。
 米軍基地は旧海軍横須賀鎮守府。ここにも帝国海軍からUS-NAVY。

 いよいよ猿島へと三笠通りを行くと、先に着いた幹事がなにやらバッテンのゼスチュアー。
 予定の便から欠航!まさに秋山真之が打電した「本日、天気晴朗ナレド波高シ」。風向きの都合が悪く、島の桟橋に接舷できぬ由。残念! 猿島を海上に望んで、すぐ向こうに富津の東京湾観音が、また君津の工場群が見える。
 記念艦「三笠」に、乗船してすぐ主砲の30センチ砲の砲弾の炸裂する仕組みについて議論する人、舷側で砲の射撃を模する人、それぞれに日本海海戦に思いをはせた。ここで集合写真。
 横須賀中央大通を駅に向かう。予定より早い解散となったが、結構歩いた感があり、早く飲もうよという声が聞こえる。
 京浜急行横須賀中央駅前でガイドさんと別れて一旦解散し、駅前の居酒屋へと場所を移した。坂本さんの発声で乾杯。。渇いたのどにしみるうまい1杯目であった。最後は地元の山本さんの締めで閉会とした。

 参加者は、次の23名でした。
  石川晃司、市村義雄、木原仁博、谷沢元康、山本芳秀、塩沢敏行
  佐藤 勇、坂本堅一、松内俊夫、山谷章浩、伊藤敬輔、伊藤夫人(圭) 
  下瀬英樹、青山新太郎、鳥居正義、藤井正敬、小島和久、岩崎俊二郎
  山上章三郎、柘植 茂、中川実信、佐藤昌二、加藤 進
                                                   (加藤 進 記)
横須賀駅前に集合 懇親会風景

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