第48回全展に奥 宗治さんが出展

於、東京・上野の森美術館

平成22年11月13日〜17日

奥さんの作品「白い巨岩」  F30号油彩画

 「第48回全展」 奥さんの「白い巨岩」を観て

 奥 宗治さんが、東京・上野の森美術館で開催された第48回全展(全日本美術協会主催の公募展)に、会友として、今年も出展されました。
 会場を訪れると、奥宗治さんの「白い巨岩」が展示され、「会友賞」を受賞されたとの標示が出ていました。

 今回の作品は、題名「白い巨岩」、F30号の油彩画で、鬼怒川龍王峡の白い岩肌に魅せられて描き上げたものだそうで、少し茶色がかった白い大きな岩と、下の深いブルーの水面が大きな画面に描かれており、岩の質感の迫力は圧倒的。 画面上に書かれている小さな紅葉と、少し右手の緑の木が、実に良い効果をあげていました。
 ほかの人の絵もいくつか見て回りましたが、絵が訴えてくる力・魅力が格段に違っており、「会友賞」も「むべなるかな」との感想を持ちました。

 奥さんの話では、この絵は全展の小品展に出した絵を拡大して描いたものだそうですが、機械的に拡大するのではなく、大胆な構図の再検討をし、また、白が中心なので、彩度・色温度の調整に苦労されたものだそうです。
                       (下瀬英樹 記)
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